【住み替え＆リノベーション】子どもの独立で変わる家族の暮らし！世代別ニーズを徹底調査！

子どもの独立が住まいを変える！世代別のニーズから見えてくるもの

ライフスタイルの変化は、住む場所や家の間取り・デザインを見直すきっかけになります。特に子どもの独立は、大きな転換期と言えるでしょう。では、子どもの独立前と後で、リフォームやリノベーションのニーズにどのような違いがあるのでしょうか？

今回、リノベーションを手掛けるスクールバス空間設計株式会社は、子どもを持つ30代～50代の1,000名を対象に、「子どもの独り立ち後の住家」に関する意識調査を実施しました。

調査の結果、子どもの独立有無によって、親が自由に使える時間や住居に対する意識、リフォームやリノベーションの検討ポイントに違いが見られました。

自由な時間、そして変化するニーズ

調査では、まず「1日のうち自由に使える時間」について質問しました。

子どもが中学生以下の30代～40代では、自由に使える時間は平均30分～3時間程度でした。一方、子どもが独立した50代では、1時間～5時間程度と、より多くの自由時間を持つことがわかりました。

この結果は、子どもを持つ世代が、子育てに多くの時間を割いていることを示しています。

住み替え・リノベーションへの意識

次に、住み替えやリノベーションの検討意向について調査したところ、全世代で「いずれも考えていない」という回答が最も多い結果となりました。

しかし、約4割弱が将来的な検討を表明しており、世代間の違いが明らかになりました。

30代～40代では、18.3%が「住み替え」を検討しており、その理由は「狭い賃貸に住んでいる」「健康状態に合わせて適切な家で暮らしたい」「手狭なため」など、家族の規模や将来の生活を見据えたものでした。

一方、50代では、19.7%が「リフォーム」を検討しており、「築年数が経ち傷んでいる」「高齢になっても生活しやすい家にしたい」「夫婦二人の生活に合わせた家にしたい」など、現在の住居の老朽化や将来の生活への備えを意識した理由が多く見られました。

リノベーションで重視するポイントは？

住み替え・リノベーション・リフォームにおいて「価格」を最も重視している点は、全世代共通でした。

しかし、価格以外の重視するポイントには、世代間の違いが見られました。

30代～40代では、価格に次いで「間取り」や「内装・デザイン」を重視する傾向がありました。これは、子ども部屋の確保や家族が集まれるリビングの大きさ・デザインなど、家族全体の快適性を重視する傾向があると考えられます。

一方、50代では「機能性」を重視する傾向がありました。年齢を重ねるにつれて、使いやすさや動線などを重視する方が増えるようです。

それぞれの世代がこだわる空間

リフォーム・リノベーションでこだわりたい空間については、全世代で「リビングダイニング」が最も多く、約7割がこだわりをもっていることがわかりました。

30代～40代では、快適な空間やインテリアへのこだわりが多く見られました。

一方、50代では、高齢になっても安全に過ごせるよう、生活導線やバリアフリーなど、将来の生活を見据えたこだわりが多く見られました。

また、子ども部屋の選択率には大きな差が見られ、子どもが小さいうちは、子ども部屋にもこだわりたいと考えている方が多いようです。

リノベーション業者を選ぶポイント

リノベーション業者を選ぶ際に重視する点として、全世代共通で「理想やこだわりを丁寧にヒアリングしてくれること」が挙げられました。

さらに、子どもがいる家庭では「家族構成や状況に応じた工事内容をプランニングしてくれること」を重視する傾向がありました。

一方、子どもが独立した家庭では、「保証や保険が手厚いこと」も重要なポイントとして挙げられました。

まとめ

今回の調査から、子どもの独立前後で、家族のライフスタイルや住居に対する意識、リフォームやリノベーションの検討ポイントに大きな違いがあることが明らかになりました。

30代～40代では、家族全体の快適性や将来の住み替えを意識したニーズが多く見られ、50代では、高齢になっても快適に過ごせるよう、使いやすさや安全性を重視する傾向がありました。

リノベーションを検討する際には、それぞれの世代が抱えるニーズやライフスタイルの変化を理解し、最適なプランを提案することが重要です。