フランスの大型トラクタ
2015-09-17 14:01:50

フランスでの畑作用大型トラクタ生産が本格始動し、農業に新たな進展を

フランスの大型トラクタ工場が開設



世界の人口増加が進む中で、食料生産の効率化が急務となっています。この課題に対処するため、株式会社クボタはフランスに畑作用の大型トラクタを生産する工場を設立し、本格的に稼働を始めました。この工場は、クボタファームマシナリーヨーロッパS.A.S.という名称で、北フランスのビエルヌ市に位置しています。

新たな市場への進出


この工場の設立はじつに重要な意味を持ちます。従来、クボタは主にアジア地域の稲作に適した農機市場をターゲットにしてきましたが、現在の世界的な食料需要の拡大に対応するため、欧米市場を含めた畑作用の大型農機市場にも本格的に進出することとなりました。特に注目すべきは、2015年のパリ国際農業見本市で『Machine of The Year 2015』に選ばれた『M7001シリーズ』の生産開始です。

工場の規模と生産能力


KFMの敷地面積は約11.5万㎡で、そのうち約3.7万㎡が建屋として使用されています。年間の生産能力は3000台に設定されており、約140人の従業員がこの工場で働いています。これにより、フランスという欧州の畑作市場において、競争力のある製品を迅速に提供する体制が整います。

M7001シリーズの人気


M7001シリーズは、欧米のディーラーから非常に好評を得ており、初年度の生産計画を超える受注を既に獲得しています。これまでの成功を受けて、今後は欧州や北米に加え、豪州や日本の市場にも順次投入していく予定です。さらには、2017年には3000台の生産を見込んでおり、クボタのさらなる成長が期待されています。

将来展望


クボタは、この新たな工場を基点に、畑作用の農機事業を拡大し、製品ラインナップを強化する方針です。農業の先駆者として、効率的な食料生産を実現し、世界の農業に貢献することを目指しています。現代の農業が抱える課題を解決し、持続可能な未来を築くために、クボタの取り組みは今後も注視されることでしょう。

お問い合わせ情報


この件に関する詳しい情報は、クボタの広報室までお問い合わせください。東京広報室の電話番号は03-3245-3052です。

会社情報

会社名
株式会社クボタ
住所
大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号
電話番号
06-6648-2111

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