熱戦の幕が下りた第79回国民スポーツ大会ハンドボール競技
10月7日に滋賀県彦根市と近江八幡市で開催された第79回国民スポーツ大会のハンドボール競技が、感動的なフィナーレを迎えました。成年女子では香川県(香川銀行)が広島県(イズミ広島)に勝利し、悲願の初優勝を果たしました。また、少年男子では福井県(北陸高)が京都府(洛北高)を下し、2年ぶりの優勝を手にしました。
成年女子の戦い
成年女子の決勝戦は、序盤から両チームが攻防を繰り広げ、前半を17-17で折り返す接戦となりました。後半開始時には広島がリードを奪う場面も見られましたが、香川県はGKの好セーブを皮切りに流れを掴みます。香川県が20分の時点で2点リードするも、広島も追撃を緩めず、試合は最後まで白熱しました。
終了間際に香川県がインターセプトから得点に成功し、延長戦に突入。延長前半では、落ち着いたプレーで3点のリードを奪います。さらに後半でも得点を重ね、試合は香川県の40-37での勝利となりました。この勝利は、香川銀行にとって初の国スポタイトル獲得となり、喜びの瞬間となりました。
3位決定戦では愛知県(HC名古屋)が熊本県を下し、3位に輝きました。最終順位は、優勝が香川県、準優勝が広島県、3位が愛知県、4位が熊本県という結果です。
少年男子の戦い
少年男子の決勝戦は、福井県(北陸高)と京都府(洛北高)による対戦で、前半は北陸高が22-15とリードして折り返しました。後半になると京都府が反撃を見せ、4点差まで詰め寄りますが、福井県は随所で得点を重ね攻撃のリズムを崩しません。最終的には37-29で福井県が勝利し、2年ぶりの優勝を飾りました。
なお、3位決定戦では岡山県(選抜)が山梨県を下して3位となりました。最終順位は、優勝が福井県、準優勝が京都府、3位が岡山県、4位が山梨県です。
セミナーとアーカイブ配信
この大会の詳細や試合の模様は「国スポチャンネル」でアーカイブ配信されており、今回の熱戦を再度振り返ることができます。観戦し逃した方はぜひチェックして、選手たちの活躍をもう一度楽しんでください。
ハンドボールの熱き戦いが期待される中、香川県、福井県の選手たちの活躍に拍手を送りたいと思います。次回の大会も今から楽しみです!