新素材開発発表
2025-11-11 15:21:21

環境に優しい食品容器の新素材開発を発表した中央化学株式会社

環境に配慮した新しい食品包装容器の誕生


中央化学株式会社(社長:室園 康博)は、新たにポリエチレンテレフタレート(PET)を素材とした2種類の食品容器の開発を行いました。これは、中期経営計画「Challenge 2028」の一環として、環境への配慮を最優先に考えた製品群の提供に向けた取り組みの一部です。最近の食品包装業界では、環境に優しい素材の需要が高まっており、中央化学はこれに応える形で新しい商品ラインを強化しています。

開発の背景


日本市場ではポリスチレン(PS)製の包装容器が主流である一方、近年では海外での規制強化や「モノマテリアル化」の流れが進む中、中央化学は未来を見据えた製品展開を目指しています。そのために、中国拠点に高性能なPET押出機を導入し、国際的な連携を図っています。

新素材の特長


中央化学が開発した新しい容器には、主に以下の2タイプがあります:
1. 発泡PET(CVP)
PET素材の特性を活かしながら、開発した発泡PETは、軽量化に成功しました。これにより、従来の非発泡PETと比較して約90%の重量削減を達成。割れやすさを軽減しつつ、食品容器として必要な強度を保っています。
2. 新型C-PET(NCP)
冷凍食品市場の拡大に向けて開発された新型C-PETは、耐寒性が向上しています。この容器は、冷凍から電子レンジまで幅広く使用でき、PETボトル由来のリサイクル材が使われている点も大きな特徴です。

新素材の機能比較


新旧の製品を比較すると、CVPは耐油性や柔らかさを兼ね備え、割れやすさも改善されています。また、NCPにおいては、耐寒性が向上し、リサイクル素材の配合も実証されました。特にNCPは、「220℃」という高耐熱温度を実現しています。

今後の展望


新素材のローンチにあたっては、ユーザーとのテストマーケティングを実施しながら、ニーズに合わせた製品展開を行っていく方針です。中央化学は、プラスチックの使用量削減に貢献し、さらに、効率的な食品容器市場において顧客の求める製品を提供し続けていきます。

お問い合わせ情報


本件に関する詳細な情報は、中央化学の広報・総務部へお問い合わせください。

以上、中央化学による環境対応型食品容器の新素材開発についてお伝えしました。私たちの未来を支える環境に優しい製品が、今後の市場にどう影響を与えるか、楽しみにしたいところです。


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会社情報

会社名
中央化学株式会社
住所
埼玉県鴻巣市宮地3-5-1
電話番号
048-542-2511

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