ugo miniが横浜市での下水処理場実証実験に選定
業務DXロボットの開発を進めるugo株式会社が、横浜市と株式会社フソウと共同で下水処理場における巡回点検の実証実験を行います。このプロジェクトは、横浜市北部第二水再生センターで実施され、同社の小型点検ロボット「ugo mini」がその実証を担います。
このプロジェクトは、2025年に締結された「AGVを活用した下水処理場の巡回点検に関する共同研究協定」に基づいています。さらには、2024年度には横浜市金沢水再生センターで電気室内メーターの読取りなどの日常点検の自動化に取り組む予定です。この実証実験の結果を基に、ugo miniによる無人巡回点検の適用範囲を拡大し、業務効率のさらなる向上を目指します。
下水道サービスの安定した提供には、設備の異常や劣化を早期に発見する維持管理が不可欠です。業務の効率化と技術の平易化が求められる中、ugo株式会社はこの実証実験を通じて、無人化と省力化を推進し、安全且つ効率的な点検業務の支援を目指しています。これにより、現場での人員不足と業務負荷の軽減が期待されます。
ugo(ユーゴー)とは
「ugo」は、遠隔操作とAIによる自動制御を組み合わせたハイブリッド型の業務DXロボットです。警備、点検、案内など様々な業務に対応できる柔軟性を持ち、カスタマイズも可能です。このロボットは人手不足が深刻な業務領域で、単なる人の代替ではなく、「人と協働するパートナー」として機能します。業務の継続性や効率化、そしてデジタルトランスフォーメーション(DX)の実現をサポートします。
会社概要
ugo株式会社は、東京都千代田区に本社を構え、2018年に設立されました。代表の松井健が率いるこの企業は、ugoソリューションの提供や運用、さらにRaaS(ロボティクス・アズ・ア・サービス)フレームワークの開発と提供も行っています。公式ウェブサイトは
こちらです。
まとめ
ugo miniによる下水処理場での実証実験は、業務の効率化や無人化、省力化に向けた重要なステップです。今後の成果が期待される中、持続可能な社会の実現に向けて、さらなる技術開発と実用化が求められています。