株式会社カスペルスキーの新たな挑戦
株式会社カスペルスキー、東京・千代田区を本社とするサイバーセキュリティのリーダー企業が、2025年6月16日付で代表取締役社長に嵯峨野充氏を任命することを発表しました。これは、同社のさらなる成長を目指す重要なステップと捉えられています。今回の異動は、前社長の小林岳夫氏が6月15日付で退任することに伴うもので、業界内では注目を集めています。
嵯峨野充氏の経歴
嵯峨野氏は、神奈川県川崎市出身で1964年生まれ。大学卒業後に株式会社マクニカに入社し、ネットワークビジネスの発展に寄与してきました。1991年にはアメリカのNovellの日本法人設立に関わり、株式会社ネットサーブ(現在の株式会社ネットワールド)の設立にも参加。その後、特に金融機関や公共セクター向けのネットワーク構築やセキュリティ強化を支援し、サイバーセキュリティの重要性を深く理解しました。
2009年にはカスペルスキーに入社し、法人ビジネスの統括を担当。2012年からは執行役員として日本市場全般を管理するなど、戦略的な役割を果たしてきました。彼の豊富な経験と専門知識が、新たなリーダーシップをもたらすことが期待されています。
新社長の言葉
嵯峨野氏は、就任に際して次のようにコメントしました。「カスペルスキーの日本法人において、代表取締役社長を拝命できることを非常に光栄に思っています。サイバーセキュリティの領域は急速に進化しており、私の知識と経験を活かして、安全で安心なインターネット環境を提供することに全力を尽くします。また、パートナー企業との協力を強化し、日本のお客様に最高のソリューションをお届けします。」と述べました。彼の決意は、企業の今後の戦略に大きく影響を及ぼすことでしょう。
エイドリアン・ヒア氏からの期待
Kasperskyアジアパシフィック地域のマネージングディレクターであるエイドリアン・ヒア氏も嵯峨野氏の新社長就任に期待を寄せています。「日本はカスペルスキーにとって非常に重要な市場であり、嵯峨野氏のサイバーセキュリティ業界における深い専門知識と強力なリーダーシップが、当社の成長を加速させると確信しています。これにより、営業チームがさらなるパフォーマンスを発揮することが期待されます。」と語りました。
企業としてのビジョン
カスペルスキーは1997年の設立以来、サイバーセキュリティとデジタルプライバシーの分野で顕著な役割を果たしてきました。これまでに10億台以上のデバイスを新たなサイバー脅威から守ってきた実績があります。業界をリードするエンドポイント保護製品や高度なサイバーセキュリティ技術を駆使して、世界中の企業や重要インフラ、政府機関、個人ユーザーをサポートしています。
カスペルスキーは、今後もますます厳しくなるサイバーセキュリティの環境に対応できるよう、革新的な製品やサービスの提供を続けていくことでしょう。
詳しい情報は
カスペルスキーの公式サイト をご覧ください。