宿泊業界のデジタル化を推進する新団体、設立の動機と目指すべき未来

新たに誕生した日本ホスピタリティーテクノロジー協議会



宿泊業界が直面するさまざまな課題に対応すべく、日本ホスピタリティーテクノロジー協議会が設立されました。この新団体は、宿泊施設、プロパティマネジメントシステム(PMS)を提供する企業、その他のテクノロジーベンダーが一体となり、業界のデータの標準化や高度化を推進していくことを目的としています。

近年の宿泊業界の変化


近年、訪日外国人旅行者の増加や、AIとロボティクスの進化によって、宿泊業界は急速に変化しています。これらの変化に適応することは、業界全体の競争力を維持するためには不可欠です。このような背景を受け、協議会の設立は業界の未来に大きな影響を与えることでしょう。

協議会の設立目的


協議会は、宿泊業界が一丸となることで、デジタル化やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を図ります。具体的には、次の四つの目標が掲げられています:

1. データの標準化
- PMSや関連システム間でのデータ連携を確立し、導入や運用のコスト削減と、サービスの質の向上を目指します。

2. 業界データの高度活用
- IoTやPMS等から取得したデータを活用し、需要予測や顧客分析を行うことで、新たな収益機会の創出および顧客体験のパーソナライズを進めます。

3. 新技術の導入支援
- AIやロボティクスなどの先端技術の導入を推進するため、業界共通の課題を共有し、実証実験を行います。

4. 人材育成と情報共有
- 国内外のトレンドを学ぶためのセミナーや勉強会を設け、業界全体の人材育成に努めます。

政策提言と支援施策の形成


協議会は、国や地方自治体に対して業界の現状や課題を伝え、必要な施策や規制緩和などを提案し、宿泊業界全体の持続的な成長を図ります。単独の施設では解決が難しい問題に対しても、協働で取り組む姿勢が求められます。

参加を呼びかける


日本ホスピタリティーテクノロジー協議会では、宿泊施設やPMSのメーカー、テクノロジーベンダー、スタートアップなど、多様な事業者の参加を歓迎します。協議会の公式ホームページは2025年3月に公開予定で、入会案内や申し込みフォームも同時期に設置される予定です。

さらに詳しい情報は、以下のURLをご覧ください:
日本ホスピタリティーテクノロジー協議会

本協議会の設立を機に、宿泊業界におけるデジタル化が加速し、業界全体の競争力が高まることを期待しています。お問合せも随時受け付けていますので、ぜひ興味のある方はどんどん参加してください。

会社情報

会社名
株式会社ピアトゥー
住所
東京都千代田区丸の内一丁目8番3号丸の内トラストタワー本館20階
電話番号
03-6275-1075

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