浪曲師・玉川奈々福さんに迫るインタビューの舞台裏

玉川奈々福さんインタビュー

浪曲という伝統芸能の中で、彼女の存在はひときわ輝きを放っています。神奈川県横浜市出身の浪曲師、玉川奈々福さん。彼女は、三波春夫と同じく7月19日生まれで、若い頃から音楽の道を歩んできました。1994年に日本浪曲協会の三味線教室に参加し、その後、1995年に二代目玉川福太郎に入門します。初めは三味線の修行を重ねていましたが、2001年から浪曲師としても活動を開始しました。その後、2004年には自らのプロデュースによる浪曲イベントを始め、全10回の公演をすべて大入り満席にするという成功を収めました。

2006年には、芸名も美穂子から奈々福に改め、名披露目を行いました。彼女の浪曲活動は新作浪曲や長編浪曲の制作に留まらず、他ジャンルの芸能や音楽とのコラボレーションなど、多岐にわたります。例えば、平成30年度には文化庁の文化交流使として、イタリアやハンガリーなど、七か国での公演を実現しています。このように、世界を舞台に人気を博している彼女ですが、根本にあるのは浪曲への強い情熱です。

つらぬく人

今回の企画「つらぬく人」では、玉川奈々福さんの人生や信念に迫っています。彼女が浪曲と共に生きる中で感じてきたことや、これからの目標について話を聞きました。浪曲は重厚な訴えかけが特徴ですが、彼女はその中に新たな息吹を吹き込むことに成功しています。彼女にとって、浪曲は単なる伝統芸能ではなく、自己表現の一つであり、心の叫びでもあると語ります。

「浪曲を通じて多くの人に伝えたいことがあります。それは、私たちが感じている喜びや悲しみ、愛や怒り、さらには時代とともに変わりゆく人々の思いです」と語る奈々福さん。彼女のこの言葉には、浪曲師としての深い覚悟と情熱が感じられます。

「ちえうみPLUS」では、こうした奈々福さんの魅力を余すところなく伝えるため、多くの方々に彼女のストーリーを知ってもらいたいと考えています。彼女の活動を通じて、浪曲の素晴らしさ、日本の伝統芸能の重要性も再確認できるでしょう。これからも彼女の活動から目が離せません。浪曲の未来を担う彼女の躍動に期待が高まります。

今後も「ちえうみ」は、彼女の活動をフォローしていきますので、ぜひご期待ください。