酒粕の価値を再発見！SDGsに寄与するコスメ「INAHO SakeLees」

SDGsに参加できる化粧品「INAHO SakeLees」

最近、持続可能な開発目標（SDGs）の実現が求められる中で、新たなコンセプトを持つコスメブランド「INAHO SakeLees」が登場しました。このブランドは、酒粕を使用することで廃棄物やゴミの削減に貢献し、自然環境の保護につながる商品を提供しています。

酒粕の新しい価値を探求

「INAHO SakeLees」は、酒造りの過程で生じる副産物である酒粕に注目しています。吉田酒造では、毎年約80トンの酒粕が生産され、この際にどうしても余剰分が出てしまいます。その酒粕を私たちは価値のあるものに変え、廃棄物を減らすサステナブルな社会を目指しています。

全成分は自然由来で作られ、化学的な防腐剤は一切使用しません。工程には、地域の小学校の廃校をリノベーションした工場が関与し、地元経済の活性化にも寄与しています。地球にも肌にも優しい製品作りを心掛けています。

環境に配慮したパッケージング

INAHO SakeLeesのパッケージは、サトウキビの搾りかすで作られたバガスパルプを使用しています。容器にはプラスチックごみを減らすためにガラス瓶を採用し、サトウキビの廃棄物を活用しています。このサトウキビは、通常廃棄される部分が多く、少しでも無駄を減らす取り組みに貢献します。漂白過程では有機塩素化合物を使わず、持続可能な材料である非木材のーパルプを採用。これにより、森林保護にも寄与しています。

日本の文化とSDGsの出会い

私たちは、日本の伝統である酒作りを深く理解することで、SDGsの理念が実は昔から根付いたものだと気付きました。酒粕は昔から美容にも良いとされており、科学的にもその効果が立証されています。最初は酒粕を使ったジェラートを開発しましたが、消費を拡大するためにはコスメの開発が必要だと考え、現在の形に至ったのです。