日本酒の未来を語るシンポジウムがいよいよ登場
日本酒は、日本の伝統的な飲料であると同時に、現代のライフスタイルにも寄り添う存在としてその地位を築いてきました。そんな日本酒の未来を探るシンポジウムが、2024年3月21日(金)、東京で開催されることが決定しました。本イベントは、JAグループ全国組織の一般社団法人AgVenture Lab(あぐラボ)が主催し、地酒を全国規模で提供する株式会社Agnaviと共催となります。
日本酒の特性とは
日本酒は米、麹、水から造られるため、地域や醸造技術の違いによって多様な味わいを楽しむことができるのが特徴です。その精密な技術は、何世代にもわたる経験と知識の結晶であり、日本の「国酒」とも称されています。さらに、多くの人々に愛される理由は、その風味だけでなく、バックグラウンドにある文化や伝統にもあります。ユネスコ無形文化遺産に登録されていることからもその重要性が分かります。
変化する日本酒の市場
近年、日本酒を取り巻く環境は大きな変革を迎えています。特にインバウンド需要や海外市場での消費が増える中、日本酒の新たな可能性が注目されています。一方で、容器の保存性や物流、消費形態の改善が求められており、市場のニーズに応じたフードバリューチェーンの再構築が必要とされています。このような背景から、専門家や業界リーダーが集まってディスカッションを行う場が求められていたのです。
シンポジウムの詳細
本シンポジウムでは、日本酒の未来を「伝統」「復興」「イノベーション」「インバウンド」といった多角的な観点から考察します。場所は東京都千代田区のAgVenture Labで、最大150名が参加可能で、オンラインでの視聴も可能です。費用は無料で、懇親会やお土産も用意されています。
シンポジウムの詳細は以下の通りです:
- - 日時:2024年3月21日(金)15:30~19:00(受付開始:15:00)
- - 場所:東京都千代田区大手町1-6-1大手町ビルヂング9階(AgVenture Lab)
- - テーマ:日本酒の未来を語る─伝統×イノベーション×グローバル展開
- - 参加方法:対面およびオンライン(抽選150名/抽選外はオンライン配信)
- - 応募ページ:こちら
Agnaviの役割
Agnaviは神奈川県茅ケ崎市に本社を置く企業で、環境に優しい日本酒の販売を手がけています。彼らが目指すのは「適量」「オシャレ」「持ち運びベンリ」のコンセプトです。全国200種類近い地酒を取りまとめ、地方の魅力を発信することで、日本酒の消費を増加させることに挑戦しています。また、北米や南米、東南アジア、ヨーロッパへの輸出にも力を入れています。
あぐラボの背景
一般社団法人AgVenture Labは、JAグループの全国組織が共同で設立したイノベーションラボであり、スタートアップ育成や起業アイデアコンテストなど多岐にわたる活動を行っています。このような取り組みが、日本酒を取り巻く状況をより良くするための基盤となっています。また、東京都の「TIB CATAPULT」プログラムと連携し、さらなる発展を目指しています。
日本酒の未来を切り拓くために、是非とも多くの方の参加をお待ちしております。新しい視点からの議論を通じて、伝統と革新を融合させた日本酒の新たな可能性を探る貴重な機会です。