三井住友FG・三井住友海上・サイリーグHD、サイバーセキュリティ合弁会社設立へ

三井住友FG・三井住友海上・サイリーグHD、サイバーセキュリティ合弁会社設立へ



近年、増加するサイバー攻撃への対策は、企業にとって喫緊の課題となっています。この課題解決に向けて、三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)、三井住友海上火災保険(三井住友海上)、サイリーグホールディングス(サイリーグHD)の3社は、サイバーセキュリティ事業を行う合弁会社の設立に向けた基本合意書を締結しました。

この合弁会社は、SMBCグループが培ってきた顧客との強固な関係、三井住友海上が持つ高度なセキュリティ技術、そしてサイリーグHDの専門的なセキュリティ人材を結集することで、日本企業全体のサイバーセキュリティ対策強化を目指します。特に、中小企業における対策の遅れが懸念される中、幅広い企業への支援を展開していく予定です。

背景:深刻化するサイバー攻撃と対策の必要性



近年、サイバー攻撃は増加の一途を辿っており、その被害は企業規模を問わず発生しています。攻撃を受けた企業は、事業の停止やデータ漏洩といった直接的な被害に加え、取引先への影響やブランドイメージの失墜など、深刻な二次被害に繋がることがあります。

企業は、サイバーセキュリティ対策を経営上の重要課題として捉え、対策を強化する必要があります。しかし、高度な専門知識や技術が必要となるため、経営層と専門部署の間で認識のずれが生じやすく、適切な対策の実施が遅れるケースも少なくありません。

3社の強みを活かした取り組み



SMBCグループは、金融分野だけでなく、脱炭素化支援や組織力向上支援など、幅広い分野でサービスを提供しています。三井住友海上は、保険事業を通じて社会のサステナビリティに貢献しており、近年はサイバーリスク診断サービスの提供を開始するなど、保険の価値を進化させています。サイリーグHDは、サイバーセキュリティ事業に特化した中間持株会社として、専門性の高い人材を集結し、企業のDX推進を支援しています。

3社はそれぞれが持つ強みを活かし、合弁会社を通じて以下のような事業展開を検討しています。

顧客へのセキュリティ診断やコンサルティング
診断結果に基づいたセキュリティ対策ソリューションの提供
* 提携企業のセキュリティソリューション紹介

今後の展望



合弁会社の具体的な事業内容は、今後3社で協議を進めていく予定です。3社の連携により、日本企業全体のサイバーセキュリティレベル向上に貢献していくことが期待されます。

会社情報

会社名
サイリーグホールディングス株式会社
住所
東京都港区虎ノ門3-17-1TOKYU REIT 虎ノ門ビル6階
電話番号
03-6435-7338

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