空想上の生き物辞典
2023-11-29 17:00:29

異次元生命体探求!国際的振付家が語る「空想上の生き物辞典」

異次元生命体探求!国際的振付家が語る「空想上の生き物辞典」



セゾン文化財団では、アーティスト・イン・レジデンス事業の一環として、世界的に活躍する振付家、キム・キド氏を招へい。12月18日(月)に、氏の代表作ともいえる長期プロジェクト「空想上の生き物辞典」に関するトークイベントを開催します。

キム・キド氏は、韓国出身で現在パリとブリュッセルを拠点に活動する振付家、パフォーマーです。グラフィックデザインやパントマイムの経験を活かし、独自の表現方法で注目を集めています。

今回のトークでは、プロジェクト「空想上の生き物辞典」のコンセプトに加え、現在制作中の新作『HIGH GEAR』についても語られる予定です。すでに発表された『FUNKESTEIN』、『CUTTING MUSHROOMS』といった過去作品にも触れながら、独特の創作過程や、その根底にある思想が明らかになるでしょう。

「空想上の生き物辞典」とは、規範への疑問や集合的無意識の解体を通して、怪物性を探求する壮大なプロジェクトです。見慣れた日常を歪め、平凡の中に潜む奇妙さを引き出すキム・キド氏の表現方法は、個人的、社会的、そして政治的な経験に基づいています。具象と抽象の境界を曖昧に漂う、有機的で不思議なパフォーマンステクニックは、見る者の心を深く捉えるでしょう。

『HIGH GEAR』では、日本のマンガ文化から着想を得た振付表現が試みられています。権力、規範、支配といった概念をマンガ的イメージと融合させ、新たな表現言語の創造に挑戦している点が大きな魅力です。

トークイベントには、キム・キド氏と共に、振付家でダンサーの藤田一樹氏も登壇します。藤田氏はキム・キド氏のフィールド・リサーチを伴走し、日本の視点からの考察も期待されます。

イベントは、江東区森下にある森下スタジオで開催され、定員15名と少人数制のため、より深い内容の議論が期待できそうです。後日アーカイブ配信も予定されているので、参加を逃した方も安心です。

セゾン文化財団によるアーティスト・イン・レジデンス事業は、海外アーティストの招聘を通して国際交流を促進し、新しい出会いやネットワーク形成を支援する取り組みです。これまで多くのアーティストが参加し、作品は海外の著名なフェスティバルでも発表されています。

今回のトークイベントは、異次元生命体への探求という斬新なテーマと、国際的な舞台で活躍するアーティストの創造性に触れる貴重な機会となります。日本のマンガ文化を新たな視点から見つめ直すきっかけになるかもしれません。

イベント概要

タイトル:「空想上の生き物辞典」
日時:2023年12月18日(月)19:00-20:30
会場:森下スタジオ(東京都江東区森下3-5-6)
登壇者:キム・キド、藤田一樹
定員:15名(後日、アーカイブ配信予定)
申込方法:Microsoft Formsよりお申し込みください。
主催:公益財団法人セゾン文化財団
助成:令和5年度文化庁「アーティスト・イン・レジデンス活動支援を通じた国際文化交流促進事業」

この機会に、キム・キド氏の独自の世界観に触れてみませんか?

会社情報

会社名
公益財団法人セゾン文化財団
住所
東京都中央区京橋3-12-7京橋山本ビル4階
電話番号
03-3535-5566

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。