タイの別荘市場の変化
2026-09-25 10:08:39
タイの富裕層向け「第2の家」市場に商機を見出すAyasanの新たな進出
Ayasan、タイの新たな別荘市場に挑む
Ayasan Holdingsは、東南アジアでのホームサービス事業を拡大し、タイのフアヒンとカオヤイに進出します。これにより、アジアのリゾート都市への投資を強化することになります。プーケット、パタヤ、チェンマイでの成功を背景に、2026年10月から新たな事業を開始します。さらに、インドネシアのバリ島への拡大も視野に入れています。
カオヤイ:第2の軽井沢
特に注目されているのは、バンコクから車で約2~3時間の距離に位置するカオヤイです。この地域は国立公園に囲まれた自然豊かな場所であり、バンコクの富裕層が週末に訪れる「第2の家」として知られています。日本で言うところの軽井沢のような存在です。カオヤイでは、大型高級住宅開発が進み始めています。タイ政府の住宅銀行傘下の不動産情報センターによると、226ライ(約36万平方メートル)の土地を使った高級複合開発が進行中で、総事業費は170億バーツに上ります。
別の開発プロジェクトでは、24棟の高級ヴィラが計画されており、総事業費は16億バーツで、一戸あたり2800万バーツから1億5900万バーツで販売予定です。また、47棟のプールヴィラ開発も進行中で、価格は1590万バーツから3200万バーツと、高級市場が形成されています。
交通インフラの成長
今後、交通インフラの改善が期待されており、バンコク方面との高速道路が開通することでカオヤイ地区内の不動産市場も活性化する見込みです。販売価格の引き上げ計画もあることから、この地域はますます富裕層のセカンドハウス市場として変貌を遂げていくことでしょう。
Ayasanはこの変化を商機とみて、カオヤイでは清掃、庭の手入れ、定期点検、メンテナンス、オーナーが到着する前の準備などを組み合わせた別荘管理サービスの提供を検討しています。これにより、普段はバンコクに住んでいるオーナーでも、安心して「第2の家」を持つことが可能になります。
フアヒン:シニア層ターゲットへのシフト
同時に、フアヒンにおいては別荘管理に加え、シニア向けの介護サービスを中心に事業を展開する方針です。フアヒンはビーチリゾートとして知られる他、欧米からの外国人リタイア層が長期的に滞在する場所としても人気があります。
2025年には、Hua Hin TodayとBe Well Medical Centerが共同で行った調査によって、フアヒンで年間6カ月以上居住する55歳以上の外国人512人からのデータが集まりました。彼らは76カ国からの回答者で、西欧や北米からのリタイア層が中心です。彼らが移住を選んだ理由として、穏やかな環境、ビーチの存在、生活コストの低さ、気候の良さ、バンコクへの近さなどが挙げられています。チェンマイも外国人の長期滞在需要を取り込む都市として知られており、その市場も活性化しています。
外国人投資家の増加
タイのリゾート不動産市場全般においても、外国人の存在は増加しています。CBRE Thailandのデータによれば、外国人の購入者はタイ国内の不動産取引の25%を占め、特にリゾート地域ではその割合が35%に上ることが示されています。住宅の利用目的は投資だけにとどまらず、長期滞在やリタイア、高齢者向け施設利用など多様化しています。
Ayasanはプーケット、パタヤ、そして新たに加わるフアヒンやカオヤイでのサービス展開を通じて、今後はさらにバリ島への進出も考えており、観光客向けの企業から、長期滞在やリタイア生活を支える生活インフラ企業へと進化を目指しています。
会社情報
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Ayasan.jp
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