吉岡徳仁による香りのインスタレーション展が21_21 DESIGN SIGHTで開催

2024年、東京都港区にある21_21 DESIGN SIGHTギャラリーで新たな試みの香りのインスタレーション展が開催されます。展覧会のタイトルは「ISSEY MIYAKE LE SEL D’ISSEY: Imagination of Salt」。このイベントは、三宅一生が本質的な自然のエレメントに基づいた新フレグランスの発表を背景にしています。

展覧会のためにデザイナーでありアーティストの吉岡徳仁が特別に手がけたインスタレーションでは、香りがミストによって視覚的に表現され、ゲストはその香りを通じて感覚を刺激する体験ができるよう設計されています。彼の新作「ルセルドゥイッセイ」は、現代のマスキュリニティに捧げられたもので、生命に欠かせない要素である塩を中心に展開されています。この香りは、感覚を呼び覚まし自然の恵みを映し出す力強いイメージを持ち、訪れる人々の心を打つことを目指しています。

吉岡氏は「根源的で普遍的なテーマに基づく、純粋で力強い香水の魅力を表現したい」と語っており、彼の独自の視点と自然や光をテーマにしたデザインが融合したダイナミックなインスタレーションに期待が寄せられています。

展覧会の内容は、彫刻的なボトルデザインのプロセスを紹介するエリアや、調香師カンタン・ビシュの特別インタビューを含む映像展示も盛り込まれ、来場者はその新たな香りが紡ぐ躍動的な世界を体験できる機会が用意されています。

この香りのインスタレーション展は、2024年8月28日（水）から9月8日（日）まで開催され、入場は無料です。この機会に21_21 DESIGN SIGHTで新しい感覚の旅に出かけ、香りの魅力に触れてみてはいかがでしょうか？ギャラリーは毎日10時から19時まで開館し、多くの訪問者を歓迎します。

吉岡徳仁は1967年に生まれ、三宅一生や倉俣史朗のもとでデザインを学び、2000年に自身のデザイン事務所を設立しました。彼は国際的に評価されるデザイナーであり、東京2020オリンピックのトーチや、パリ・オルセー美術館に展示されているガラスのベンチ「Water Block」など、数々の代表作を持っています。彼の作品は、革新的でありながら自然との調和を大切にしたスタイルで、多くのファンに支持されています。

この香りのインスタレーション展は、吉岡徳仁の新たな作品への挑戦だけでなく、自然との深い繋がりを感じさせる特別な機会です。訪問者はその場で感覚の新しい発見を得ることができ、彼の作品に対する理解を深めることができるでしょう。ぜひ足を運んでみてください。