静岡県の観光マーケティング活性化に向けたフォーラム
静岡県がDMOと連携し、観光業を活性化するためのフォーラムが4編にわたって配信され始めました。テーマは「コミュニティのつながりとそこにある豊かさで描く地域の今と未来」。このシリーズは、御殿場、浜松、伊豆、そして総括編の4つの内容で構成されています。
今年のフォーラムでは、県内での旅行や体験など、マイクロツーリズムに関する事例が多く取り上げられ、特にインバウンドの再開に向けた地域の取り組みが紹介されました。これにより、地域が持つ特色や魅力を再発見するヒントも提供されています。
プログラムの詳細
各編のプログラムには、主催者メッセージ、基調講演、パネルディスカッション、さらに主催者の総括が組み込まれています。基調講演では観光マーケティングの専門家や地域活動のリーダーが登壇し、その知見や取り組みを掘り下げています。パネルディスカッションには、地元の特別ゲストも加わり、「足元財の再発見で地域から盛り上げよう」というテーマでの議論が繰り広げられました。
キーコンセプトの導出
全編を通じて、現在の状況を踏まえた原点回帰の重要性が強調され、自主性やネットワーキング、生きがいといった新しい観光のあり方について多くの知見が共有されました。これらは、これからのツーリズムにおいて鍵となるコンセプトとして参加者に深く印象づけられています。
各フォーラムの視聴リンク
ライフツーリズムフォーラム静岡について
このフォーラムは、地域の生活文化や伝承文化、そしてそこで暮らす人々の日常を観光の価値として捉える取り組みの一環として行われています。運営は株式会社ジャパンライフデザインシステムズが行い、最後まで参加者が地域の暮らしと自然の魅力を再発見できる内容となっています。
2018年度から実施していたこのフォーラムは、通常は地域の観光機関や自治体と連携し、現地でリアルイベントとして行われていました。しかし、今年度は新型コロナウイルスの影響により、2021年2月から3月にかけて完全リモートでの収録が行われました。
これからも地域の活動や観光の魅力を発信し続ける静岡県の取り組みに、ぜひご注目ください。