ネクセンタ社、日本法人設立で日本市場への本格展開を発表

ネクセンタ社、日本法人設立で日本市場への本格展開を発表



ソフトウェア・ディファインド・ストレージ(SDS)のリーダー、ネクセンタ・システムズ社が、ネクセンタ・システムズ・ジャパン株式会社の設立を発表しました。この新たな日本法人は、東京都渋谷区に拠点を置き、ネクセンタ社の製品を日本市場において積極的に展開していく方針です。日本法人の設立により、ネクセンタ社はコアマイクロシステムズ株式会社やアセンテック株式会社と連携し、国内での販売パートナービジネスをさらに強化していく予定です。

NexentaStorの優位性



ネクセンタ社が2008年に商用版として初めてリリースしたNexentaStorは、ZFSファイルシステムを基盤に組み込まれたストレージ専用OSです。このシステムは特に欧米市場で好評を博し、現在では5000社以上の企業に採用されています。NexentaStorは、汎用のx86サーバーとディスクエンクロージャー(JBOD)を組み合わせることで、柔軟性と拡張性に優れたストレージソリューションを提供しています。
このようにして、高コストパフォーマンスで大容量かつ高性能なストレージを実現し、IT予算が厳しい中でも大きなデータ容量管理の課題を解決していく狙いです。このソリューションを導入することで、ミッションクリティカルなストレージからアーカイブやバックアップに至るまで、さまざまなニーズに対応可能です。

販売戦略と今後の展望



ネクセンタ社は、ストレージソリューションに特化したソフトウェア開発を進め、各ハードウェアメーカーとの連携を強化し、対応プラットフォームを拡充していきます。特に日本市場においては、システムインテグレータを通じて製品やサポートを提供し、お客様のニーズに応える体制を整えています。

同社のNexentaStorは、illumosカーネルを利用し、多数の企業で高い信頼を得ています。また、HAクラスタやレプリケーションといったエンタープライズに必要な各種機能を搭載しており、仮想化環境でのパフォーマンス向上に寄与します。VMwareやOpenStackなどとの連携も強化し、柔軟なデータ管理を実現する予定です。

パートナー企業の期待



日本法人の設立にあたり、多くのパートナー企業から期待の声が寄せられています。アセンテック株式会社の佐藤社長は、ネクセンタ社の日本市場における展開がストレージ市場を変革し、顧客のインフラ最適化に貢献すると確信しており、デル株式会社の郡社長は、ストレージソリューションの強化を通じて顧客のビジネス成長を支援する意向を示しています。また、シトリックスやVMwareなどの他企業からも、互恵的なビジネスの展開が期待されています。

ネクセンタ社は、市場のニーズを的確に捉え、今後もコスト効率の良いストレージソリューションを提供し、企業の成長を支援する存在として、さらなる飛躍が期待されています。これからの動向に注目が集まります。

会社情報

会社名
Nexenta Systems Inc.
住所
Santa Clara, CA ,USA455 El Camino Real
電話番号
03-6853-7913

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