DAIKEN、持続可能な新素材「ウッドファイバーダイス」を量産
DAIKEN株式会社は、プラスチック成形用の強化材「ウッドファイバーダイス」の量産体制を確立したと発表しました。本プロジェクトは、ニュージーランドのDAIKEN New Zealand社において進められ、伊藤忠プラスチックス株式会社との協業により、高機能な木質繊維強化材の市場投入が期待されています。
ウッドファイバーダイスとは?
「ウッドファイバーダイス」は、木質の天然素材を活用した新たな強化材であり、2010年代にサイオングループによって開発されました。従来のガラス繊維や鉱物系材料に代わる環境に優しい選択肢として、プラスチック製品の強化や充填材料としての利用が見込まれています。この技術は、オーストラリアのコニフォーム社がライセンスを保有し、DAIKENがその承諾を得た上で生産を開始しました。
背景と長期ビジョン「TryAngle2035」
DAIKENは、持続可能な循環型社会を実現することを目指し、本年4月に新たな長期ビジョン「TryAngle2035」を発表しました。木質資源を利用したエコ素材の開発はその核心であり、未利用資源の活用を推進する供給体制を構築しています。特にMDF(中密度繊維板)の生産を基盤に、このウッドファイバーダイスの展開を加速させる狙いです。
DAIKENの取り組みと今後の展望
DAIKENは、MDFの製造技術を基に、木質繊維を利用した新たな用途を探求し続けていました。今回のウッドファイバーダイスの量産体制の確立は、既存のMDF製造所で培った技術を応用した結果です。これにより、生成された「ウッドファイバーダイス」は、耐熱性や強度に優れ、軽量であるため、プラスチック製品の強化材として幅広い用途への普及が期待されます。
現在、様々なプラスチック製品へのサンプル出荷を開始しており、特に車両の内外装、家具、家電製品など多岐にわたる業界での利用が考えられています。また、DAIKENは、持続可能な素材の普及を通じて脱炭素社会の実現にも寄与していく方針です。
具体的な製品特性
- - 名称: ウッドファイバーダイス
- - サイズ: 約5mm角の立方体
- - かさ密度: 250~320kg/m3
- - 原料: ニュージーランド産のラジアータパイン
- - 用途: プラスチックの強化や充填材料
販売目標と今後の計画
DAIKENは、本製品を通じて2035年度までに年間で60億円の売上を目指しています。今後も持続可能な素材としての可能性を探りながら、さらなる事業展開を進めていく方針です。
お問い合わせ先
- - ウッドファイバーダイスに関するお問い合わせは、DAIKEN株式会社 海外事業戦略部(03-6271-7660)まで。
- - サンプル請求については、伊藤忠プラスチックス株式会社(03-6880-1681 / 06-4794-7931)にご連絡ください。
公式ウェブサイト:
DAIKEN株式会社
このように、DAIKENは持続可能な社会の構築に向け、革新的な素材である「ウッドファイバーダイス」を量産し、その事業化に向けた強固な取り組みを進めています。