King’s U18の新たな挑戦
2025年6月7日、「インフロニア B.LEAGUE U18 REGIONAL LEAGUE」が開幕しました。地域リーグには全国から集まった40チームが参加し、各地区ごとにリーグ戦が行われます。キングスU18も南地区に所属し、6月14日には熊本ヴォルターズU18との初戦を迎える予定です。
キングスU18の意気込み
キングスU18は新たにチームを結成し、今シーズンの目標として「1試合ごとに100%を出し切る」ことを掲げています。チームキャプテンは泥臭いプレーが持ち味の#71名城寿唯選手が務め、エースガードの#33長嶺充来選手がゲームキャプテンを務めています。
「昨季は個々の能力が高い選手が多かったですが、今季は全員でプレーヤーとして挑む攻守が大切です」と名城選手は自チームの変化を語ります。初めの1カ月間はチームのまとまりを作るのに苦労したものの、「一人ひとりの役割が明確になってきた」と手応えを感じています。
新しい個性が加わる
チームの新メンバー、身長188cmでリバウンドに強い#88奥間翔選手は、昨季は先輩に頼るばかりだったが、今季は後輩が入ったことで自らもチームを引っ張っていきたいと意気込んでいます。「シュートやアタックを磨いて、ディフェンス強度を上げていきたい」と語る姿からは、成長への強い意志が伺えます。
昨季までキングスU15のキャプテンを務めた#29宮里俊佑選手も加わり、チームに新しい風を吹き込んでいます。彼は自らのリーダーシップを活かし、チーム全体のメンタルを支える役割を担っています。「試合中にメンタルが落ちている選手がいれば、声を掛け精神的支柱になれるよう努めています」と話す宮里選手。このような新しいメンバーの加入がキングスU18をさらに強化しています。
ヘッドコーチの期待
与那嶺翼ヘッドコーチはこのチームを「伸びしろたっぷりのチーム」と評し、選手たちの能力や成長を期待しています。身長195cmの#10大場アレックスザンダー選手や185cmの#13ブレイクジェレマイヤデービッド海斗選手を含む、インサイドの選手たちも成長著しく、全体のバランスが非常に良いとし、「楽しみなチームができています」と語ります。
しかし、課題もあります。「まだファイターになれていない」とヘッドコーチは強いメンタルの重要性を指摘し、「リバウンドやルーズボールへの貪欲さが求められる」と続けます。今シーズン、全体のレベルが向上している中で、キングスU18の戦いはさらに厳しくなるのは間違いありません。
競争が激化する中で
特に南地区にはライジングゼファー福岡U18や長崎ヴェルカU18などの強豪がひしめいており、接戦が予想されます。キングスU18はこれらのチームと競い合いながら、さらなるチーム力向上を図っていく考えです。名城選手は「全勝優勝が目標」と自信に満ちた表情で語り、初戦に向けて気合十分です。
新シーズンに挑むキングスU18の戦いに、ぜひご注目していただきたい。