住宅購入者の56%がハザードマップを見ずに契約!
株式会社Mycatが提供するAI災害リスク診断サービス「サイガイマップ」によると、最近発表されたレポートによれば、住宅購入者の約56%がハザードマップを確認せずに契約を行っているという驚くべき実態が明らかになりました。このレポートは、内閣府の「防災に関する世論調査」と国土交通省の「不動産取引価格情報」を元にした分析から得られたものです。
ハザードマップの確認状況
調査によりますと、自分の居住地域のハザードマップを見たことがあると答えた人は全体の約44%に過ぎません。これは、人生の中でも最も重要な資産取得である住宅購入の場面において、過半数以上の人々が災害リスクを確認していないことを示しています。
2020年に施行された宅地建物取引業法施行規則の改正により、不動産取引時に水害ハザードマップの説明が義務づけられましたが、その後も閲覧率に大きな改善は見られていません。これは、住宅購入者のリスク意識が依然として低いことを示唆しています。
災害リスクと資産価値の関係
サイガイマップは、国交省の「不動産取引価格情報」から約4.7万件の住宅取引データを抽出し、国交省の「重ねるハザードマップ」と照合しました。その結果、災害リスクが高いエリアの住宅は、同じ市区町村内の類似物件と比較して、取引価格が平均23%も低くなる傾向があることが分かりました。
特に、過去に実際の被災歴があるエリアでは、被災後の取引価格が被災前と比較して30%以上下落するケースが確認されています。これは、災害リスクを確認することの重要性を強く示しています。
構造的要因
住宅購入時に災害リスクを確認しない理由にはいくつかの構造的要因があります。具体的には、以下のような要因が指摘されています。
1.
ハザードマップの難解さ: ハザードマップの読み方が難しく、実際のリスクを正しく評価できない。
2.
リスクの複雑さ: 洪水、地震、土砂災害、液状化など複数のリスクを総合的に判断する方法が存在しない。
3.
不動産仲介の情報不足: 不動産仲介会社からの説明はあるが、比較検討のための具体的な情報として活用されにくい。
こうした要因が重なり、結果として多くの人が「知らずに買う」という構造的リスクを抱えています。
サイガイマップの取り組み
株式会社Mycatが提供する「サイガイマップ」では、住所を入力するだけで、洪水、地震、土砂災害、液状化の4つのリスクを統合した「総合災害リスクスコア」をAIが算出します。これにより、住宅購入の検討や現住居の災害リスク確認に役立てることができます。
なお、これらの分析は公開データに基づく推計であり、個別物件の資産価値を予測するものではありません。不動産の売買判断については、専門家の意見を参考にすることが重要です。
詳細については、
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