国際アート&デザイン大学校がAIを活用した文化部活動支援で受賞
2025年7月11日、ソフトバンク株式会社の本社にて開催された「産学連携プロジェクトAWARD2024」において、国際アート&デザイン大学校が創意工夫部門で見事受賞を果たしました。このプロジェクトは、福島成蹊高等学校のアニメーション部との連携により、AI技術を活用した先進的な文化活動支援の取り組みです。
プロジェクトの背景と概要
国際アート&デザイン大学校は、福島県郡山市に位置する専門学校で、デザイン、CG、イラスト、マンガ、声優、音響、映像、eスポーツといった多様な分野でプロを目指す学生を対象としている学校です。今回の受賞に至ったプロジェクトは、ソフトバンクが開発した遠隔指導システム「スマートコーチ」を活用し、文化系部活動の支援を行うものです。
スマートコーチの活用
このプロジェクトでは、高校生が自身で制作したアニメーションやイラスト作品を「スマートコーチ上」に投稿し、国際アート&デザイン大学校の教員や学生がその作品に対して添削や指導を行いました。利用者は対面の直接指導に加え、指導動画を閲覧することができ、オンラインを通じて指導を受けることが可能です。このため、生徒たちはいつでも自分のペースで作品を見直し、改善を繰り返すことができるのです。
具体的な取り組みと成果
この取り組みは、2024年7月から11月にかけて実施されました。具体的には、以下のような活動が行われました:
- - 生徒が制作した作品の投稿:高校生たちは、スマートコーチに自身のアニメーションやイラストを載せ、教員からのフィードバックを受けました。
- - 添削・指導動画の活用:指導を担当する大学校の教員や学生が、動きや構図、色彩に関するポイントを丁寧に解説したフィードバック動画を提供しました。これにより、個々のニーズに応じたアドバイスを行うことが可能となりました。
- - 美術品制作の対面交流:11月13日には缶バッジ製作をテーマに、マンツーマンでの指導が行われ、その成果をもとにプレゼンテーションや講評会も開催されました。
このようなプロジェクトを通じて、アニメーション部の生徒たちは専門的な視点からの定期的な添削を受けることが可能となり、作品の完成度や制作意欲が大いに向上しました。また、ハイブリッドな学習環境が整ったことで、柔軟なペースでの学びが実現できたことも大きな成果の一つです。
国際アート&デザイン大学校について
国際アート&デザイン大学校は、学生一人ひとりに手厚いサポートを提供し、『全国No1・Only1』を掲げ、夢の実現に向けた教育を行っています。詳しくは学校のホームページをチェックしてください。
国際アート&デザイン大学校公式サイト
NSGグループの紹介
NSGグループは、教育事業や医療・福祉事業を中心に、幅広いビジネスを展開する企業グループです。地域を活性化するための取り組みも行っており、「人」「安心」「仕事」「魅力」をキーワードに、地域の豊かさを追求しています。
NSGグループ公式サイト
本プロジェクトは、AI技術を駆使しながら文化部の活動を支援する新しいモデルとして、今後の教育現場における可能性を広げるものとなるでしょう。