Salesforceが日本市場に新たなサービスを投入
2025年1月29日、株式会社セールスフォース・ジャパンは、新たなAIエージェント活用サービス「Agentforce in Slack」の提供を開始することを発表しました。これは、Slack内で自律型AIエージェントを活用し、企業の業務をより効率的にサポートすることを目的としています。
Agentforceとは?
Agentforceは、Salesforceが開発したデジタル労働力プラットフォームで、企業がAIを効果的に活用し、ビジネスプロセスを再構築できるよう支援します。特に、最新バージョンのAgentforce 2.0は、業務フローの中に自律型AIエージェントを統合することができ、企業は無限のデジタル労働力を得ることが可能になります。
Slackとの統合
「Agentforce in Slack」とは、SlackとAgentforceをシームレスに結びつける製品です。この新機能により、企業は自社のニーズに合わせてカスタマイズされたデジタル労働力をSlack内で簡単に利用できるようになります。ユーザーは、Slack内のさまざまな会話でAgentforceを活用し、タスクを自律的に実行させることができます。
提供に関する具体的な情報
このサービスは、2025年1月29日から提供が開始されます。Slackの全ての有料プランで、Salesforce Agentforceライセンスを追加することで利用可能になります。特に注目すべきは、2月以降に順次追加される予定の新機能です。これには、Slackの既存アクションを活用してAgentforceの機能を拡張できる機能が含まれています。例えば、ユーザーは「canvasを作成する」や「チャンネルにメッセージを投稿する」といったアクションを通じて、簡単にチームとの連携を図ることができます。
より高度な情報活用
さらに、SlackのDMやチャンネルで蓄積された組織の知識を活用することで、組織特有のナレッジを基にしたエンタープライズ検索機能が実装されます。これにより、Slack上の会話や連携されているアプリケーションのデータを考慮しつつ、より文脈に沿った信頼性の高い情報を引き出すことが可能になります。
Salesforceの位置付け
Salesforceは、AI技術が企業の業務にどのように貢献できるかに注力しており、Agentforceを通じて新しいデジタル労働力の概念を実現しました。このプラットフォームは、Customer 360アプリケーションやData Cloud、Einstein AIといったサービスと統合されており、企業が人とAIエージェントの連携を通じて業務を最適化できるよう支援します。
改めて、Salesforceの「Agentforce in Slack」は、企業がSlack上での業務効率を飛躍的に向上させるための重要なツールとなるでしょう。詳細な情報は、Salesforceの公式ウェブサイトで随時更新されていますので、ぜひチェックしてみてください。