書泉の新しい試み「Re文庫」第2弾
株式会社書泉が手掛ける復刊企画「Re文庫」が、さらなる名作の復刊を発表しました。今回、注目を集めているのは澁澤龍彦著の『悪魔の中世』。予約は2025年10月31日から開始される予定です。本書は、書泉と大日本印刷(DNP)とのコラボレーションによるもので、過去の名作を再び読者に届ける試みが進化しています。
復刊に込めた思い
これまでに「書泉と、10冊」や「芳林堂書店と、10冊」といった企画で多くの名作を復刊してきた書泉。この新プロジェクトは特に注目されており、澁澤龍彦という作家の魅力を存分に感じられる一冊となることを願っています。澁澤ファンの間でも高く評価されていたこのシリーズは、彼の独自の視点で描かれた美術に関するエッセイです。
澁澤龍彦の美術観
本書は、澁澤が30代の頃に執筆したもので、中世における悪魔の象徴を中心に展開される美術史的な視点が特徴です。彼が選んだ多くの図版とともに、中世の人々が想像した悪魔像を新たに知ることができる名著です。出版社の編集部からも、澁澤龍彦という作家が再評価される今、読者に向けて丁寧なプロモーションが期待されています。
当時の読者には懐かしさも伴いながら、新たな読者層にも訴求できるはずです。特に、澁澤の文体は独特で、彼のエロス的要素が滲み出る文章が、多くの人々を魅了しています。
復刊の経緯と商品紹介
「悪魔の中世」は、ブルトンとバルトルシャイティスを結びつけ、魔的なイメージを駆使して美術史を展開した作品であり、文庫版での復活は多くの人にとって嬉しいニュースです。書泉スタッフによる目利きで復刊が決まった本書は、書店員の情熱と独自性を感じることができる一冊です。
商品詳細
- - 著者: 澁澤龍彦
- - 販売価格: 2,090円(税込)
- - ISBN: 9784309422367
- - 判型: A6判、218ページ
- - 文庫初版: 2001年6月
有償特典版も用意されており、アクリルスタンドが付属するなど、特別な体験が期待できます。価格は3,740円(税込)です。
書店員の想い
芳林堂書店の江連氏は、澁澤龍彦の魅力を多くの人に伝えたいという思いからこの企画を提案しました。彼の美しい文体や少し背徳的な世界観を、若い世代や新たな読者に味わってもらいたいと願っています。特別な読書体験を提供するための「Re文庫」の取り組みは、今後も期待されます。
予約情報とお届け予定日
予約は11月から開始され、締切は12月2日。お届けは2025年12月下旬となっています。気になる方は、是非書泉のオンラインプラットフォームから予約をして、澁澤龍彦の世界に触れてみてください。
不朽の名作『悪魔の中世』、ぜひ彼の言葉で語られる中世の神秘に浸る旅をお楽しみください。
社名: 株式会社書泉
ウェブサイト:
書泉公式サイト