未来の農業を描く『AGRI VISION 2125』開催中
農業と新技術の融合を目指すコミュニティ「Metagri研究所」が、動画生成AIを用いた新たな挑戦を開始しました。それが、100年後の農業をテーマにした業界初のオンライン動画コンテスト『AGRI VISION 2125』です。このコンテストには、合計33作品のエントリーが寄せられ、現在、コミュニティ投票が行われています。
農業界の現状と課題
日本の農業は、担い手の不足や高齢化、気候変動など、多くの構造的課題に直面しています。また、食料安全保障も重要なテーマとなっており、これらを乗り越えるためには革新的な視点やビジョンが求められています。Metagri研究所は、これを受けて、生成AI技術を人間の創造性を拡張し、未来のビジョンを描く手段として活用することを企図しました。
動画コンテストの目指すもの
『AGRI VISION 2125』は、農業界の未来を描き出すために、多数のクリエイターが参加したコンテストです。映像作家やITエンジニア、学生など、さまざまなバックグラウンドをもつ参加者が、テクノロジーの進化を楽観的に映し出す作品を提出しています。出展作品は、必ずしもの明るい未来像を描くものだけではなく、逆に、哲学的な視点を持った未来像もあり、数多くの視点から農業の将来を見つめ直しています。
33作品が描く未来のビジョン
コンテストでは、農業のリアルさとAI技術を結び付けた多様な作品が揃いました。具体的には、宇宙での農業やタワー農業、AIとの対話を通じた新たな農業の形、ブロックチェーンを利用した新経済圏の構築など、幅広く未来像が提案されています。また、AIによる「味の記憶」の再現といった人間味のある作品もあり、農業がもつ感情や記憶への回帰というテーマにもスポットを当てています。
コミュニティの声を集めた投票
本コンテストの最優秀賞は、コミュニティ投票によって選出される仕組みです。参加者は、特設サイトで33の作品を見た後に最も心を打たれた作品に投票を行い、未来の農業についての対話を促します。このプロセスを通じて、専門家だけでなく、一般の人々の意見も反映された新たな農業像が生まれることが期待されています。
Metagri研究所の取り組み
Metagri研究所は、農業×web3をテーマに持続可能な農業の実現を目指すコミュニティです。2022年からの活動を通じて、1,200名以上のメンバーが参加しており、農業と技術の融合を図る各種プロジェクトが進められています。具体的には、トークンエコノミーの構築や、NFTを利用してのイベントの企画、AI技術を取り入れた新たな農業モデルの実証実験などが行われています。
未来への選択
このコンテストを通じて、農業の未来を共に考え、議論する場を提供しています。参加者は、投票を通じて自身の思いを伝え、農業の未来を描くための一助となることができます。
ぜひ、特設サイトで全作品を視聴し、投票に参加してみてください。
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