大手町タワーが認定
2025-03-18 11:35:24

大手町タワー、国土交通省から初の緑地認定を受ける!

大手町タワー、環境保全に寄与する初の認定緑地



東京の中央に位置する大手町タワーが、国土交通省の「優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG)」において最高ランクで認定されたことが発表されました。これは、民間事業者による優れた緑地の確保を評価するもので、今回がその初の事例となります。特に、大手町の森は「★★★(トリプル・スター)」という高評価を得ており、緑地整備の重要性が再認識されています。

大手町の森とは?



大手町の森は、東京建物株式会社が運営し、大手町タワーの敷地の約3分の1を占める広大な緑地です。2013年8月の竣工以来、10年以上にわたって、ヒートアイランド現象の軽減や生物多様性の保全に取り組んできました。その結果、環境に優しい「本物の森」として高く評価されています。土壌や環境条件を考慮して、日陰を好む植物種が増加し、現在では208種類の植物が確認されています。

この緑地を育てる際に採用された手法「プレフォレスト」では、約3年間指定された山林で木々や草花を育成した後、移植されました。これにより、自然の生態系に近い状態を維持し続けています。周辺の皇居外苑を始めとする緑地と連携して、エコシステムが築かれており、都市である大手町の中に自然が息づいています。

ヒートアイランド現象の緩和効果



大手町の森の大きな特徴の一つは、ヒートアイランド現象の緩和に寄与している点です。開発前後での比較では、平均1.7℃の気温低下が確認されています。また、土壌や貯水槽を利用して雨水を貯留することで、豪雨時の内水氾濫を防ぐ役目も果たしています。これにより、持続可能な都市生活が可能になっています。

生物多様性の宝庫



大手町の森では、希少植物や多様な生物が生息しており、環境省や東京都のレッドリストに掲載されている種も確認されています。例えば、ウラナミアカシジミやオオタカといった生物が共存し、エコシステムの維持に寄与しています。これらの多様性の確保は、都市においても自然の一部として受け入れられている証です。

未来への取り組み



また、大手町の森では、来街者のWell-beingの促進を目的としたイベントが定期的に開催されています。生物多様性や環境の重要性について知識を深めるための取り組みが行われており、都市生活者が自然と触れ合う場を提供しています。

アクセスと施設概要



大手町タワーは、東京都千代田区大手町一丁目5番5号に位置し、地下6階、地上38階、高さは約200mに及ぶ高層ビルです。アクセスは東京メトロの多くの路線から直結しており、利便性も高いです。このような立地条件があってこそ、大手町の森は多くの人々に愛される憩いの場となっています。

今後も、国土交通省の評価のもと、千代田区エリアは自然と共存した都市を実現する先進的な取り組みを続けることでしょう。


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会社情報

会社名
東京建物株式会社
住所
東京都中央区八重洲1-4-16東京建物八重洲ビル
電話番号

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