有機農産物の未来を考える「有機野菜技術フォーラム in つくば」開催のお知らせ

有機農産物の未来を考えるフォーラム

2025年、国際協同組合年を迎えるにあたり、有機農業の重要性がますます高まっています。そんな中、パルシステム連合会は、3月12日（水）に「有機野菜技術フォーラム in つくば」を開催致します。このフォーラムは、新宿区に本部を置くパルシステム連合会が、つくば市の農研機構中日本農業研究センターで行い、有機農産物の実践事例を紹介します。

フォーラムの目的

本フォーラムでは、消費者と生産者をつなぐ生活協同組合の立場から、これまでの有機農産物の販売実績や、さまざまな産地での取り組みを報告します。具体的には、2023年時点でパルシステムと提携する国内の有機JAS認証農地が約2,595haであり、これは国内の約13.7%に相当します。この数字は、有機農産物の消費と生産の拡大を目指す上での大きなステップとなっています。

有機農業の技術革新

農研機構では、有機農業を実施する生産者の意見を基に、雑草対策や病害虫管理に関する技術や機械の開発が進められています。さらに、技術の体系化を行い、実証試験を通じて得られた情報を基にした手引きやマニュアルが作成されています。これにより、有機栽培の技術が現場に普及することが目指されています。パルシステムも同様に、各生産者の試行錯誤から得られた知見をマニュアル化し、全国の農家に広めることが重要だと考えています。

参加者とフォーラムの内容

また、今回のフォーラムでは国内での有機農業の実践事例が共有されることにより、さらなる有機JAS認証取得農地の拡大と、消費の促進を図ることも目的としております。今年のフォーラムでは、200名の参加者定員が設定され、参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要となります。申込み期限は3月7日（金）ですので、興味のある方はお早めにお申し込みください。