子どもたちの未来を照らす自立援助ホーム設立に向けた挑戦

自立援助ホーム設立への挑戦

一般社団法人カラフル（所在地：大阪市浪速区、代表理事：松家亮太）が、虐待や家庭環境に起因して生活が困難な子どもたちを支援する自立援助ホームを設立するため、クラウドファンディングを2024年9月11日に開始しました。これにより、必要とされる支援を提供する場を作るための資金集めを行っています。

背景

松家理事は、教員時代に子どもからの温かいメッセージに背中を押され、自身の病気により教師を辞めた後、経営者として子どもたちに貢献する道を選びました。「死なないで」という言葉は、彼にとってかけがえのない支えとなり、今も子どもたちのために何かをしたいという強い気持ちを抱くきっかけとなっています。

増加するニーズと不足する供給

近年、児童相談所への虐待相談件数は増加の一途を辿り、2022年度には20万件を超えました。しかし、全国には295軒の自立援助ホームしか存在せず、特に大阪府内では11事業所、大阪市内に限れば7事業所と、需要に対して供給が圧倒的に不足しています。このため、多くの子どもたちが適切な支援を受けられない状況が続いています。

カラフルの方針

カラフルは、一般的な「指導」ではなく、子どもたちの思いや背景を尊重するアプローチを採用しています。虐待を受けてきた子どもたちは、自己肯定感が低いことが多いため、まずは彼らの声に耳を傾け、理解し、受け入れることから始めます。従業員としての関わりではなく、まるで家族のような存在として、子どもたちと向き合う姿勢が特徴的です。