2026年春、有明教育芸術短期大学に新たな学びの場が誕生
株式会社学研ホールディングス(品川区、社長:宮原博昭)のグループ企業である株式会社学研メソッドと株式会社学研エデュケーショナルは、2026年春に東京都江東区の有明教育芸術短期大学内に「学研CAIスクール」と「学研教室」を開校します。この新たな取り組みは、地域の教育力を高め、子どもたちに安心・安全な学びの場を提供することを目的としています。
教育機関の連携による地域貢献
この開校は、単なる教室を設けるだけでなく、地域との関わりを重要視しています。近隣に住む幼児、小学生、中学生を対象とした放課後の学習場所を提供し、学研教室が幼児や小学生の指導を、学研CAIスクールが中学生の指導を担当します。
特に、幼児や小学生低学年の指導に強みをもつ「学研教室」は、子どもたちの発達段階に合わせた丁寧な指導を行い、学びの楽しさと自信を培います。この活動は、地域に根ざした大学の志向とも合致しています。
教育理念の共有と共同の目指すもの
学研グループの創業者、古岡秀人の信念である「教育は国の基盤」をモットーに、教育環境を長期的に支えることが重要視されています。有明教育芸術短期大学も、教育者を育成することで地域の未来を作るという考えを持っており、双方の理念が一致したことで、この新しい教育機関の開設が実現しました。
短期大学側もこの連携を歓迎しており、学生たちが地域で活躍することで、教育の質を高めることを目指しています。このような新たな試みは、地域社会にも様々な包括的な利益をもたらすことでしょう。
教育環境の新たなモデル
現在、少子化や講師の確保難など、教育分野には多くの課題が存在しています。特に都市部では地域に密着した教室の開設が苦戦していますが、大学キャンパスの利点を活用することで、これらの課題を克服する道が開かれます。有明教育芸術短期大学には幼稚園教諭や小学校教員を目指す学生が多く在籍しており、彼らが講師として子どもたちに関わることで、専門的な指導が行われることが期待されています。
また、大学内に設けられた教育環境は、安全性と教育の質の観点からも信頼性が高く、地域の保護者にとっても安心して子どもを預けられる環境となるでしょう。
今後の展望
学研グループと有明教育芸術短期大学は、まず「地域に選ばれる教室」を目指し、すべての子どもたちに学びの場を届けることに注力しています。 加えて、教育は国の基盤であるとの信念のもと、地域に根差した持続可能な教育モデルの構築を目指す姿勢を明確に持っています。
この新しい教育拠点は、地域の子どもたちにとってかけがえのない学びの場となることでしょう。そして、学研グループは、今回の取り組みを通じて教育における新たな可能性を切り拓こうとしています。地域の未来を担う子どもたちの成長を見守るために、これからも学研グループの動きに注目が集まります。