阿蘇の防災価値を探る
2026-06-25 11:50:37

熊本大学とシンク・ネイチャーが手を組み、阿蘇の防災価値を探る新たな研究プロジェクト

熊本大学とシンク・ネイチャーの共同研究について



国立大学法人熊本大学と株式会社シンク・ネイチャーが、新たに阿蘇地域の草原生態系に関する共同研究を開始しました。この研究の目的は、阿蘇の草原が持つ防災機能を科学的に評価し、その経済的価値を明らかにすることです。特に、近年問題視されている気候変動に関連した災害への対策として、生態系の重要性が注目されています。

研究の背景と意義



昨今、気候変動による極端な気象が頻発し、豪雨や土砂災害が増加しています。こうした状況の中で、自然環境が持つ防災・減災機能(Eco-DRR)が重要であるとされており、特に阿蘇地域の草原の管理方法が注目されています。伝統的な草原管理方法である野焼きや放牧が、どのように土砂災害のリスクを軽減するのか、これまで十分に評価されていなかった防災価値を可視化することが本研究の焦点です。

研究方法



熊本大学の工学的データ分析力と、シンク・ネイチャーが持つ生物多様性に関するビッグデータを組み合わせ、斜面崩壊のリスクを科学的に検証します。具体的には、草原管理が斜面崩壊の確率や崩壊土砂量に及ぼす影響を解明し、防災価値の経済的な評価を行います。また、全国的にみられる森林の喪失(伐採やシカによる被害)と土砂災害リスクの関係についても考察し、持続可能な国土保全に貢献することを目指します。

シンク・ネイチャーの概要



シンク・ネイチャーは、国内外の研究者を抱えるグローバル企業で、マクロ生態学や生物多様性の保全に関する研究を進めています。自然史の研究や標本収集、さらにはリモートセンシングや環境DNA調査など、多角的なデータ収集およびAIによる可視化技術を駆使し、生物多様性に関する情報を提供しています。また、彼らの取り組む「ネイチャーポジティブジャーナル」などのメディアを通じて、生物多様性の重要性を広く発信しています。

今後の展望



この共同研究を通じて得られる成果は、阿蘇地域の草原生態系に限らず、同様の環境を有する他地域においても適用可能な知見を提供します。生態系の防災機能を正当に評価し、持続可能な管理方法を普及させることで、自然が安全を支える社会の実現に向けた一助となることが期待されています。

阿蘇の草原は、ただの風景ではなく、防災上の価値が埋もれた資源です。これらの研究結果がどのように生かされるのか、今後の進展に注目が集まります。


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会社情報

会社名
株式会社シンク・ネイチャー
住所
沖縄県浦添市前田3丁目15番10号Ocean Current 202
電話番号

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