ディップが高校生向けに実施したバイト探しの授業 - 安全な働き方を学ぶ

ディップによる高校生アルバイト応援授業

ディップ株式会社が教育機関とのコラボレーションとして実施している「高校生アルバイト応援プロジェクト」。これは、高校生に対して働くことの重要性やアルバイトで得られる経験を理解し、学業とアルバイトを両立させることを目的とした一連の授業です。2025年1月23日、大阪府立藤井寺高等学校で実施されたこの授業は、特に最近増加している「闇バイト」と呼ばれる危険なアルバイトの問題に対する啓発活動の一環でもありました。

闇バイトの社会問題

近年、特殊詐欺に関連する「闇バイト」に関する問題が深刻化しています。ディップの調査によれば、約8割の高校生がSNSの求人情報に潜む危険を見抜けない状況にあります。この事実を踏まえ、ディップは安全なアルバイト探しを促進するための教育を行っています。授業では、闇バイトの実態や、それに関わる危険性、正しい求人情報の見分け方について深く掘り下げました。

授業の中身

授業の一部では、生徒たちがSNSにおける求人募集情報の危険性を見分けるクイズに挑戦。提供された情報から怪しいバイトを選び出すことで、危機管理能力を高めることを目指しました。生徒たちは「高額な時給には注意が必要」とか「隠語を使っている場合、警戒が必要」といい、積極的に問題に取り組んでいました。

また、この授業は元徳島県警の捜査員であり犯罪コメンテーターの秋山博康氏の監修のもと行われ、専門的な視点からの解説も加わりました。

実施校からの感想

授業を受けた教員は「高校生は成人としての自覚を持ち、自分の判断で選択をする必要がある。しかし、間違った判断が未来のキャリアに影響を及ぼす可能性もあるため、こうした授業は重要だ」と述べています。また、参加した生徒の一人は、「闇バイトについて具体的に知識を得ることができた。この授業を通じて、どのような情報が信頼できるのか見分ける力を養えた」と話しました。

今後の展望

ディップは今後も高校生を対象とした授業を拡大していく予定です。特に、オンライン授業の開催を計画しており、より多くの生徒が参加できるよう工夫を凝らし展開していきます。また、就職活動に向けた教育の一環として、「高校生アルバイト応援プロジェクト」を推進し、将来の社会人として必要な知識を提供していく所存です。