岡山大学、CLTリカレント講座を開催し新たな技術を学ぶ機会を提供

2025年11月24日、岡山大学のグリーンイノベーションセンターが主催する「CLTを学びたい人のリカレント講座2025」が開催され、建築の実務者や学生を含む45名が参加しました。この講座は、特にCLT（Cross Laminated Timber）工法に関する知識を深める目的で設計されています。

講座は、京都大学生存圏研究所の五十田博教授による冒頭の講義からスタートしました。五十田教授は、CLTパネル工法に関する仕様や技術基準について詳しい説明を行い、参加者に最新の情報を提供しました。

続いて、近畿大学の福本晃治教授が登壇し、「CLTの新しい使い方」と題した講義を展開。特に最近の中大規模CLT木造建築の実例に触れ、その多様な用途について語りました。参加者の中には、これまで知らなかった多くの可能性に感銘を受けた方も多かったようです。

最後に、京都大学大学院の小見山陽介講師が「国内外の動向」というテーマで講義を行いました。国内外で注目されているCLTを活用した建築物の事例を挙げ、その利点や導入事例を詳述しました。参加者からは、最新の技術にアクセスできたことへの感謝の声や、具体的な応用例について学べたことへの喜びが寄せられました。

このリカレント講座は、岡山大学のグリーンイノベーションセンターが地域の建築技術者や学生に向けた教育機会を提供する一環として位置づけられています。今後も同様の講座や特別講演会を定期的に開催する計画があり、地域の研究機関としての存在感をさらに高めていく方針です。

岡山大学は、国連の持続可能な開発目標（SDGs）を支援し、地域と地球の未来を共創することを目指しています。国際的な視点を持ちつつ、地元に根ざした活動を強化していく岡山大学の取り組みは、今後も注目されるでしょう。
今後の講座やイベントに参加し、最新の知識を深める機会を捉えてみてはいかがでしょうか。