アドバンテックが発表した新型マザーボード「AIMB-219」
アドバンテック株式会社は、最新技術を融合させた薄型の産業用マザーボード「AIMB-219」の発売を開始しました。この製品は、特にIoTエッジデバイスや産業用アプリケーション向けに設計されており、インテル社製の新しいCore i3-N305とAtom x7000Eシリーズを搭載しています。
パフォーマンスの向上
「AIMB-219」は、前モデル「AIMB-218」と比較して、CPU性能を2.5倍、グラフィックス性能を2倍も向上させました。具体的には、Core i3-N305が最大8コアで動作し、基本周波数1.8GHzからブースト周波数3.8GHzまで対応する高効率を実現しています。これにより、特にデータ処理やグラフィックス処理において、今まで以上のスピードを誇ります。
幅広い動作温度とファンレス設計
このマザーボードの特筆すべき点は、その耐久性です。「AIMB-219」は-20℃から70℃までの広範囲な温度で動作可能で、温度変化が激しい産業環境でも安定して性能を発揮します。さらに、ファンレス設計により、静音性が求められる環境でも安心して使用できるようになっています。
豊富なI/Oポート
また、設置スペースに強い制約のあるアプリケーション向けに、3画面の映像出力ポートを備えており、うち2画面は4K解像度に対応しています。この特性は、屋外のサイネージやキオスク端末に特に有用です。加えて、USB、LAN、COMポートに加え、M.2スロットを用いたワイヤレスモジュールやストレージの接続にも対応しています。
簡単な拡張性
「AIMB-219」には、最大16GB DDR4メモリの拡張スロット、1つのPCIeスロット、さらに多様なI/Oを確保しているため、多様なニーズに対応可能です。これにより、ユーザーは自分の求める機能を自由に組み込むことができ、柔軟なシステム構築が可能となります。
まとめ
新型「AIMB-219」は、単なるマザーボードにとどまらず、さまざまな産業用アプリケーションにおいてその魅力を発揮します。優れた性能、耐久性、豊富な接続オプションを兼ね備えたこの製品は、限られたスペースでの利用を求めるユーザーには理想的な選択肢となるでしょう。これからの産業用マザーボードのスタンダードとして、ますます注目を集めることが予想されます。