新たな挑戦が始まる!
特定非営利活動法人TABLE FOR TWO International(TFT)は、食の不均衡に取り組むインターナショナル組織として、元電通プロジェクトディレクターで現在はWRITING & DESIGN PARTNERS代表の矢花宏太氏が新たなクリエイティブパートナーに就任したことを発表しました。これは、TFTの活動のさらなる進化を意味する重要なステップとなります。
TFTは2007年に設立され、「世界をうならせる日本発の国際貢献」を掲げてスタートしました。“TABLE FOR TWO”(二人のための食卓)という概念のもと、先進国の健康的な食の選択が途上国の子供たちへの給食支援につながる仕組みを構築してきました。これにより、多くの共感を呼び、様々な新しい企画に挑戦してきました。例えば、社員食堂での寄付付きヘルシーメニューの提供や、運動企画との連携、SNSを使った「おにぎりアクション」などが挙げられます。
地域を超えた共創の力
矢花氏は、TFTにプロボノとして関わってきた経歴を持ち、彼の参加によってTFTの想いや価値をさらに多くの人に伝えていくことが期待されています。矢花氏は、2025年4月に電通から独立し、従来の枠を超えた新たなクリエイティブな視点を持つプロジェクトを手掛けるためにWRITING & DESIGN PARTNERSを設立しました。これにより、彼がTFTのクリエイティブパートナーとして新たに加わることは、TFTの活動の幅を広げる大きな一手となるでしょう。
矢花氏自身は、TFTの活動に対する熱意を熱心に語り、「TFTがこの時代で担っているプロジェクトの素晴らしさ、そして皆さんの熱量に惹かれて参画することにしました。私たちは、幸福を感じる食卓を社会へ、未来へと広げていきます」とコメントしています。これにより、TFTは新たな価値の共創に向けて大きく一歩を踏み出します。
社会貢献の新たな形
TFTは2017年に20周年を迎えますが、その活動は今後さらに進化し続ける予定です。2030年のSDGs達成を見据え、矢花氏とのパートナーシップを通じて、新しい形で社会貢献を実現していく方針です。クリエイティブな力によって作られる新しい仕組みは、これからのTFTの活動の中心になることでしょう。
TFTはこれまで、東アフリカや東南アジアの国々で学校給食の提供などを通じ、累計で1億食を超える給食を支援してきました。現在、約700の企業や団体とともに、より多くの子どもたちに食を届けるための取り組みを広げています。
今後、TFTは多くの人が自発的に参加できる社会貢献の仕組みを目指し、さらに多くの関心や参加を呼びかけていきます。矢花氏が加わることで、TFTの活動がどのように進化していくのか、今後の展開が非常に楽しみです。
このように、食の不均衡に対処するためのソーシャルイノベーションの先駆者であるTFTは、クリエイティブな視点を持つ矢花氏を迎え入れることで、より大きな影響力を持つプロジェクトへと進化を遂げています。私たち一人ひとりが「幸福を感じる食卓」を創造するための一歩を踏み出す機会が、ここにあるのです。