さつまいも輸出促進の新たなチャレンジ
近年、さつまいもの需要が国内外で高まっている中、さつまいも輸出を推進するコンソーシアム「JAPAN SATSUMAIMO EXPORT ASCENSION CONSORTIUM(JSEAC)」が、新たなインターンシッププログラムを開始しました。このプログラムでは、次世代の農業を担う人材育成と持続可能な生産体制の確立が目的です。
インターンシップでの取り組み
JSEACのインターンシッププログラムでは、以下の2つの重要な取り組みが行われます。
1. 持続可能な生産体制の確立
インターンシップには、受講生が環境に優しい新しい栽培技術を学べる機会が設けられています。生産者から直接知識を得る「収穫祭」では、実際の圃場に出て、収穫や保存などの生産フローを体験します。このプロセスを通じて、次世代の生産者が必要とする技能や知識を伝承し、持続可能な農業を目指しています。
2. 人材育成の強化
インターン生は、海外市場に向けた輸出の専門知識を持つ人材としての成長を図ります。具体的には、販促活動の一環としてアメリカのニューヨーク市での取材を通じて、SNSや動画編集に関する技術を学び、実際にコンテンツを作成する体験を積みます。このような取り組みによって、新たな農業従事者の育成とともに、グローバルな視点を持った人材が育っています。
学生団体「IMOPROJECT」の参加
このインターンシッププログラムには、東京大学の学生団体「IMOPROJECT」も参加しています。彼らは、イモ類を栽培・料理を通じてその魅力を広めることを目的としており、弥生キャンパスでの圃場における栽培や、月に一度の「芋を食らう会」を開催しています。この活動は、学生たちがさつまいもの魅力について深く理解し、発信する手助けとなっています。詳細は彼らの
公式サイトでご確認ください。
今後の取り組みについて
JSEACは今後、以下の四つの柱に基づいてさらなる取り組みを進めていきます。
- - 人材育成の強化: 特に海外輸出の専門家を育成することに注力します。
- - 持続可能な生産体制の確立: 環境に配慮した栽培技術の普及を進めます。
- - 品質と収穫量の安定化: 病害対策や新技術を取り入れ、安定した品質と収穫量を実現します。
- - ブランド価値の向上: 北米、インド、EUなどの市場での認知度向上を図ります。
これらの施策を通じて、日本のさつまいも産業全体の発展に寄与すべく、継続的な活動を行っていく予定です。
興味がある方は、ぜひ
JSEAC事務局までご連絡ください。