中小企業向け「デンキチェック」サービスが始動
近年の環境問題への関心の高まりと政府の脱炭素政策の推進に伴い、中堅・中小企業における脱炭素経営への取り組みが急務となっています。この流れに乗り、損害保険ジャパン株式会社とSOMPOリスクマネジメント株式会社は、株式会社タンソーマンGXと提携し、中小企業向けの脱炭素経営支援サービス「デンキチェック」を開始したことを発表しました。
新サービスの背景
政府は「グリーン・トランスフォーメーション(GX)」政策を推進し、エネルギーの安定供給と経済成長を同時に実現することを目指しています。その中で、上場企業は取引先に対して脱炭素の取り組みを求めるようになっていますが、多くの中小企業はそのための人材や知識が不足しているのが現状です。この状況を打破するために、損保ジャパン、SOMPOリスク、そしてタンソーマンGXは連携し、中堅・中小企業が効率的にコスト削減と排出量削減を実現できるサービスを提供することになりました。
「デンキチェック」とは?
「デンキチェック」は、簡単な情報を入力することで電力の削減ポテンシャルを1分で診断できるAIを活用したプラットフォームです。具体的に、企業が住所や業種などの基本情報を入力すると、直ちに電力削減が可能な範囲が見える化され、さらに過去の電気料金明細をアップロードすることで、複数の電力事業者からの見積もりを受け取ることができます。
このサービスは、現地調査から契約、さらには電力の排出量の自動更新までの一連のプロセスをワンストップで提供します。特に、電力小売事業者やEPC事業者が提供するプランは、各社が設定した基準を満たしているため、利用者は安心してサービスを利用することができます。
各社の役割分担
このサービスには、損保ジャパン、タンソーマンGX、SOMPOリスクマネジメントがそれぞれ異なる役割を持っています。損保ジャパンは代理店を通じて中堅・中小企業にサービスを紹介し、地域のネットワークを活用。それに対し、タンソーマンGXはサービスの開発や運用、コンサルティングを担います。そしてSOMPOリスクは代理店に対する教育を実施し、中小企業向けのリスクマネジメントメニューを提供します。
今後の展開
2025年12月からサービスを地域限定で開始し、段階的に全国へと展開していく方針です。最終的には約1200の保険代理店との連携を目指し、多くの中小企業に対してこのサービスを普及させることが計画されています。SOMPOグループは、脱炭素経営を支援するための新たな保険商品やサービスの提供にも力を入れていくとのこと。
この「デンキチェック」を利用することで、中小企業が持続可能な経営を目指すための一つの手段となりそうです。未来の環境に貢献するために、本サービスがどのように機能していくのか、非常に楽しみです。