新たな舞台、『ロンリー・アイランド』の公演概要
劇作家の川村毅が手掛ける最新作、『ロンリー・アイランド』が2025年10月に上演されることが決定しました。東京・世田谷区のザ・スズナリにて、10月10日から10月19日までの期間、ティーファクトリー主催で行われます。この作品は、戦争の現実をテーマにしたもので、観客に深い感動を与えることでしょう。
作品の背景とストーリー
川村毅の新作は、戦後80年を迎える今年、さらに現在進行形の戦争の問題を取り扱っています。戦争をテーマにした劇のトライアル公演を終えた劇作家(田中壮太郎)と俳優(加藤虎ノ介)は、戦争の実体験がない自分たちにその表現ができるのかを悩む姿勢を描いています。そして、それに課題を投げかける演出家(演じるのは月船さらら)によって、劇は新たな方向へと進んでいきます。
若手俳優(鈴木裕樹)が持つグリーンカードの影響で、島国の戦争のリアリティが欠けていると指摘される場面からは、現代に生きる私たちの視点が映し出されます。劇作家が経営している歌舞伎町の小さなバー周辺では、ガールズバーの子(水野花梨)や、他店の店主(沢田冬樹)が奇妙な動きを見せ、物語は徐々に緊迫感を増していくのです。そして、ある日突然、東京が爆撃される衝撃の展開が待ち受けています。
出演者・スタッフ
『ロンリー・アイランド』には、田中壮太郎、月船さらら、加藤虎ノ介、鈴木裕樹、水野花梨、沢田冬樹といった豪華なキャストが名を連ねています。舞台制作に関わるスタッフも充実しており、照明や音響、美術など、すべての分野で高いクオリティが求められています。
作・演出を手掛ける川村毅の想いが詰まった作品は、現代社会に燻る問題を問いかける力強いメッセージを持っています。
公演情報
公演は2025年10月10日から19日まで、ザ・スズナリにて行われます。チケットはすでにカンフェティを通じて販売開始されており、椅子指定席や自由席、バリアフリー席など、観客のニーズに応える多様なチケットが用意されています。チケット料金は、椅子指定席が5,000円(税込)、前方自由席が3,500円、バリアフリー回(全席自由席)が4,000円です。
公演期間中にはポストパフォーマンストークも実施され、観客との交流も設定されています。また、オールウェルカムTOKYOキャンペーンに協力し、誰もが楽しめる場づくりを目指している点もポイントです。
公式ホームページでは、公演スケジュールやチケット購入の詳細も確認できますので、ぜひチェックしてみてください。新たな舞台芸術の高まりを目の当たりにする機会を見逃さないでください。