新進気鋭の起業家
2022-01-06 10:00:10

東京大学発の起業家が資金調達を成功させた背景とは

笹埜健斗が目指す新しいビジネスモデル



東京大学を卒業した起業家、笹埜健斗氏が自身のスタートアップ、株式会社Scrumyにて約4,500万円の資金調達を果たしました。この資金調達は、企業のデジタル化やサステナビリティに重きを置いた事業の推進に寄与するものです。

Scrumyとは?



Scrumyは、サステナビリティを中心とした企業の分類や戦略コンサルティングを行う会社であり、その主な目的は「資本主義のSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)」を促進することです。この企業は、非財務情報を一元管理し、企業の担当者たちが投資家やその他のステークホルダーと協力できる基盤を提供します。特に、魅力的なUI/UXデザインが特徴的で、利用者が簡単にアクセスしやすいインパクト投資プラットフォームを構築しています。

SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)とは?



SXは、環境、社会、ガバナンス(ESG)や持続可能な開発目標(SDGs)に関連する課題の解決に向けた変革プロセスを指します。この概念は単なる負担ではなく、企業価値の最大化と結びつけて考えられるべきです。つまり、持続可能な企業経営を実現するためには、ガバナンスの実施が不可欠であり、それらを統合的に管理することで新たな価値を創出できるとされています。

投資家たちの期待



今回の資金調達にあたっては、投資家からも熱い期待を寄せられています。一部の投資家は、会社のSaaSやITツールが急速に普及する中で、ガバナンスやセキュリティの重要性が増していることに注目しています。特に、企業が30人以上の規模に達する段階でGRC(ガバナンス、リスク、コンプライアンス)領域の必要性が増すことが指摘されています。

笹埜CEOの魅力


多くの投資家が笹埜CEOのビジョンと彼のチームの能力に惹かれ、このプロジェクトへの投資を決定しました。笹埜氏自身は、サステナビリティ学者であり、SDGsに関する教育と実践に力を注いでいます。彼は、高校時代に経験した試練を経て哲学的な観点から企業の在り方を考え、持続可能な社会を実現するために尽力しています。

未来の展望と社会への影響



Scrumyは、今後もデータの利活用を進め、新しいビジネスモデルを構築していく方針です。この新しい資本主義の時代において、企業と社会がどのように共創していくのかは、非常に興味深いポイントです。データは「21世紀の石油」とも言われるだけに、Scrumyの挑戦が成功すれば、業界全体に大きな影響を与えると考えられます。

持続可能な経営、デジタル化、そして資本主義の再構築。これらの課題に取り組むScrumyの活動から、目が離せません。

会社情報

会社名
株式会社Scrumy
住所
東京都中央区銀座一丁目22番11号2階
電話番号

トピックス(経済)

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