日本CTO協会、新たに6名の理事・幹事が就任
一般社団法人 日本CTO協会は、2025年7月1日より新たに6名の理事・幹事が就任したことを発表した。これにより、協会はより強固で多様な視点を持った体制へと変貌を遂げる。新たに加入したメンバーは、各界で高い技術力と豊富な経験を持つ専門家たちで、彼らの加入は協会の目標を実現する一助となることが期待される。
新理事のご紹介
佐藤 鉄平氏
佐藤氏は、サイボウズ株式会社の執行役員で開発本部長を務める。東京工業大学で経営工学を学んだ後、サイボウズに新卒入社し、2016年には開発本部長に就任。その間、kintoneなどのプロダクト開発を手がけ、同社の技術力を高めてきた。彼は「企業経営におけるテクノロジーの重要性が高まる中、失敗を恐れずに学ぶことが重要」と語る。共に学び合えるコミュニティの存在を強く信じており、設立以来の「Give First」の精神を基に理事として貢献する意向を示している。
中出 匠哉氏
中出氏は、株式会社マネーフォワードの取締役執行役員グループCTOとして活躍している。彼は2001年にジュピターショップチャンネルに入社後、様々なシステムの開発を行い、2015年からはマネーフォワードで金融システムの開発に従事してきた。中出氏はAIやテクノロジーの進化が我々の生活や社会に与える影響が大きいとし、テクノロジーを通じて変わり続け、自身のエンジニアとしての原点を忘れないようにしている。
新幹事のご紹介
伊藤 博志氏
伊藤氏も新たな幹事として参加した。彼は株式会社ログラスの執行役員CTOを務め、ゴールドマン・サックスでのキャリアを築き上げた。エンジニア組織のマネジメントや新規プロダクト開発で実績を重ねてきた彼は、協会に対して多くの知見を提供することが期待されている。
佐藤 龍太氏
佐藤氏は株式会社Initial Engineの取締役CTO。彼はスタートアップでの多様な経験を活かし、特にFintechやブロックチェーン事業に携わってきた。彼の参画は新たなビジネスモデルの構築を加速させるだろう。
矢澤 慎之介氏
彼は株式会社3 Sunnyの共同創業者CTOとして、医療機関向けのSaaS事業を展開。スタートアップの視点から新技術の実装や戦略的アプローチで貢献する。
湯前 慶大氏
最後に、湯前氏は株式会社カケハシの執行役員CTOとして新たに就任。これまでの日立製作所やアカツキでの経験を活かし、今後の技術的リーダーシップを発揮することが期待される。
日本CTO協会の理念
日本CTO協会は、テクノロジーによる自己変革を通じて、日本を世界トップレベルの技術力を持つ国にすることを目指している。クオリティの高いエンジニアリングと持続的なイノベーションを実現するために、彼らはコミュニティの活性化やエンジニア育成、そしてDX企業の基準作成に力を入れていく。新たな理事や幹事たちの参画を通じて、協会は確実に一歩前進している。彼らの活躍が日本のテクノロジー界にどのような影響を与えるか、今後が楽しみである。