名古屋の生活史プロジェクト
2026-04-07 15:47:30

名古屋の歴史を語り継ぐ「生活史プロジェクト」が始動

名古屋の生活史プロジェクトが始動



名古屋市中区に位置する中日新聞社は、創業140年を記念する事業の一環として、「名古屋の生活史」という書籍プロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは、名古屋にゆかりのある100人の人生を記録し、2027年の夏に出版される予定です。4月10日からは、一般から選ばれた「聞き手」の公募も始まりました。

公募とプロジェクトに寄せる期待



このプロジェクトに参加する「聞き手」は、自身が選ぶ「語り手」、つまり親や友人、パートナーなどから人生の話を聞き取り、その内容を約1万字にまとめます。結果として100人分の人生が集まることになります。この取り組みは市民参加型であり、市民と共に名古屋の歴史を紡ぐことを目的としています。

過去においても、同様の「生活史プロジェクト」が実施されており、その第1弾である「東京の生活史」は第76回毎日出版文化賞および紀伊國屋じんぶん大賞2022を受賞しました。また、その後も「沖縄の生活史」や「大阪の生活史」、「北海道の生活史」など、各地でのプロジェクトが反響を呼んでいます。今、進行中の「京都の生活史」プロジェクトに続いて、名古屋でも同様の試みが行われることに期待が寄せられています。

様々な声を残す意義



中日新聞社の担当者は、このプロジェクトがいかに多様な人生の声を集めるかを強調しています。日常生活の中に埋もれがちな一般市民の物語を掘り起こし、歴史として記録し後世に伝える意義は非常に大きいです。岸政彦教授がこのプロジェクトの監修を務め、その中で耳にする多くの人々の物語が、「名古屋らしさ」を描き出すことになると期待しています。

岸教授は、「一般の人々が自身の語りの面白さに気づかず、消えていってしまうことが多い」と述べ、自分の人生に価値があることを再認識するきっかけを提供していきたいとしています。喪失しがちな声を記録し、名古屋の文化として残していくこのプロジェクトには、多くの人々から寄せられる期待が集まっています。

プロジェクトの進行スケジュール



プロジェクトは以下のスケジュールに沿って進行します。2023年4月10日から5月8日までの期間に「聞き手」を募集し、応募者から選ばれた100人が5月中に決定します。その後、7月には名古屋市内で「聞き手向け研修会」が開催され、岸教授が直接指導にあたります。8月から9月には実際の聞き取りと原稿執筆が行われ、10月から12月には原稿修正の作業が進められます。そして、2027年夏には『名古屋の生活史』がついに出版されます。

この出版記念イベントは名古屋市で行われる予定で、多くの市民が集い、語り合う場となるでしょう。

おわりに



今回の名古屋の生活史プロジェクトは、名古屋の多様性と歴史を再確認する絶好の機会です。多くの人々が参加し、豊かな物語が紡がれることを期待しています。それぞれの人生の物語がどのように名古屋の文化や社会を形作っているのか、一人ひとりの語りが次世代へと受け継がれていくことに意義があります。


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会社情報

会社名
株式会社中日新聞社
住所
愛知県名古屋市中区三の丸一丁目6番1号  
電話番号
052-201-8811

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