新たに登場した「Linuxシステム管理基礎」
2024年8月28日、Linux Foundationによりオンラインコース「Linuxシステム管理基礎(LFS207-JP)」が新たに提供されることが発表されました。このコースは、これまで英語での提供が主だった「Linux System Administration Essentials(LFS207)」の内容を、日本語で受講できる形でリニューアルしたものです。
Linuxは、Webサーバーやクラウドサービス、スマートフォン、さらには家庭用電化製品でよく使用されるオペレーティングシステムであり、その需要と共にLinuxシステム管理者の不足が続いている現状があります。この新コースは、これからITの学習を始めたい方や、他のオペレーティングシステムの知識を持ちながらLinuxシステム管理を目指す方に最適です。
この「Linuxシステム管理基礎」コースでは、主にDebian/UbuntuやRed Hat/CentOS/Fedoraといった主要なLinuxディストリビューションに関する管理技術や設定方法、アップグレード手法などを学びます。また、Linuxを基盤としたエンタープライズ環境を効率的に構築・運営するために必要なツールと理論も網羅されており、単なるスキルの習得にとどまらず、実際の業務で求められる能力を養うことができます。
具体的には、Gitによる共同作業の効率化や、実践的なラボ演習を通じてリアルなシステム管理技術に触れられます。コースを修了すると、Linux Foundationからデジタルバッジが授与されるため、学んだ証としても活用できます。
興味深いのは、この学習プログラムが「Linux Foundation認定システム管理者(LFCS-JP)」の認定試験に直結している点です。コース内で学ぶ知識は、認定試験の内容に連動しており、受講後には資格取得の手助けにもなるでしょう。
さらに、今回のコース開始を記念して、Linuxシステム管理基礎(LFS207-JP)及びLinux Foundation認定システム管理者(LFCS-JP)バンドルが40%割引で購入可能なキャンペーンも実施中です。このキャンペーンは2024年9月13日まで行われますので、お得な機会をお見逃しなく。
学習内容の詳細
このコースでは以下のようなトピックを取り扱います:
- - Linuxファイルシステム階層構造の理解
- - ユーザーアカウントやグループの管理方法
- - パッケージ管理システムの利用
- - 重要なコマンドの基礎(apt、rpmなど)
- - プロセスとその監視、メモリ利用の最適化
- - ネットワーク設定とトラブルシューティング
この他にも、システムのセキュリティ対策やバックアップ、リカバリー方法についても学ぶことができます。前提条件として、Linuxの基本知識が求められますが、未経験者には「Introduction to Linux」という無料オンラインコースの受講をお勧めしています。
Linux Foundationとは
Linux Foundationは、オープンソースソフトウェアの推進や標準化に向けた国際的な団体です。Linuxに関する重要なプロジェクトを進め、グローバルな技術革新を支えています。詳細な情報を知りたい方は、公式ウェブサイト(linuxfoundation.org)をチェックしてください。
新たなスキルを身に付け、Linuxの専門家としてのステップを踏み出すために、今すぐ「Linuxシステム管理基礎」の受講を検討してみてください!