キャパがAutodesk Platform Services認定パートナーの特化ロゴを取得

Autodesk Platform Services認定パートナー企業、キャパの特化ロゴ取得

株式会社キャパ（東京都千代田区、代表取締役会長：吉良平四郎）は、米国カリフォルニア州のAutodeskが提供するAutodesk Platform Services（APS）の認定パートナー制度において、2024年12月に「建築／エンジニアリング／建設」特化ロゴを取得しました。この認定は、特定の分野における専門性を示す非常に価値のあるもので、世界中で限られた企業のみが持っています。

取得の背景

株式会社キャパはCAD、BIM、CIM開発を主な業務としており、Web CADやクラウドに関連した技術に精力的に取り組んできました。特に、Autodeskが提供するAutodesk Platform Servicesを活用したWeb CADシステムや自動作図システムを数多く開発し、その技術力が高く評価されています。2020年には、Autodeskの「Forgeシステムインテグレータ」として国内で3社目の認定を受け、2022年には株式会社大林組向けの施工管理CIMシステムがAutodeskの公式ページに成功事例として掲載されました。

取得した「建築／エンジニアリング／建設」ロゴは、株式会社キャパの40年以上にわたる建設業および製造業向けのシステム開発支援とクラウド技術活用の実績が評価された結果です。

Autodesk Platform Servicesとは？

Autodesk Platform Services（APS）は、Autodeskが提供するクラウドベースの開発プラットフォームで、APIやフレームワークを通じてCADやBIMデータをクラウド上で効率的に利用できるようにするものです。以前はAutodesk Forgeとして知られていました。これにより、クラウド上で様々な情報を扱うことが可能となり、業務効率化が図れます。

ブラウザ上で3Dモデルを確認したり、マークアップを行うことができるViewer APIや、2D図面や3Dモデルの自動作成を実現するDesign Automation APIなど、さまざまなAPIを駆使して現場の進捗把握や資材の在庫管理、設計などを効率化できるのが特長です。これにより、ミスや手戻りが減少し、工期短縮やコスト削減の実現が期待されています。

認定パートナー制度の意義

APS認定パートナー制度は、Autodeskが公式に認定する開発企業向けの仕組みで、許可を得た企業は最先端の技術を駆使したソリューション開発が支援されます。認定には、専門的な知識を有するエンジニアの在籍やショーケースアプリの存在が求められます。この制度を通じて、パートナー企業はターゲット業種に特化したソリューション提供を行うことが求められます。

認定を受けた企業は、自社のシステムのセキュリティや信頼性を的確に示すことができ、新たなビジネスチャンスを広げることができます。特に大手企業が新しいシステム導入に際して求める安心感の提供には欠かせない要素です。

株式会社キャパの歩み

株式会社キャパは2020年にAutodesk Forgeに認定された後、BIMやCADなどの分野での実績を積み重ねてきました。自社での経験を元に、企業のクラウド移行や3Dモデル表示に関するシステム開発を支援しています。

特に、建設や製造分野のデジタル化に力を入れ、APS Viewerを利用したWebアプリケーション開発を行ってきました。このアプローチにより、異なる部門での作業が同時に進行しやすくなるため、設計、施工、製造プロセスを可視化してスムーズな合意形成を促します。

また、Design Automation APIを用いた自動作図ソリューションをいち早く導入し、クライアントのニーズに応じたツールの提供にも努めてきました。これらの取り組みが評価され、海外の公式事例としても認知されています。

ロゴ取得の意義

キャパが取得した「建築／エンジニアリング／建設」ロゴは、建設業界におけるキャパの専門性を証明するものであり、顧客に対してより安心して依頼してもらえる環境を提供します。このロゴを通じて、キャパの業界における信頼性をさらに高めることができ、同時に業界のデジタルトランスフォーメーションに貢献できます。

事例の紹介

地域の大手土木建設会社である株式会社大林組向けに、ダム建設現場用の施工管理CIMシステムを提供しました。このシステムにより、作業現場のBIMモデルをクラウドで視覚化することが可能となり、現場での進捗確認が容易になりました。

コンクリート施工管理システムEAGLE Plusとの連携によって、打設作業の進捗や品質情報をリアルタイムで一元管理することができ、ミスや管理漏れを減少させ、迅速な意思決定をサポートしています。

今後も株式会社キャパは、APSAとしての認定を基に技術力向上に努め、建設業や製造業の顧客を支援していく方針です。