ヤンマーの未来を描く「YANMAR DESIGN みらいのけしき展 OSAKA」
2025年12月18日から25日まで、大阪のうめきたエリアで行われる「YANMAR DESIGN みらいのけしき展 OSAKA」。この展覧会では、ヤンマーホールディングス株式会社が進めてきたデザインの歩みを振り返り、未来に向けた新たな“けしき”を提示します。特に、2024年に東京・八重洲で開催された展覧会を元に、ヤンマーの故郷である関西ならではの視点で展開される内容が魅力です。
この展覧会の目玉は、創業以来の歴史を経て、最新技術へと進展するヤンマーの姿を伝えること。1923年に「HB形」という小形横形水冷ディーゼルエンジンを世界で初めて実用化し、日本の産業に大きく貢献したヤンマーが、最新の水素エンジン「4TN101 Concept」も展示することで、持続可能な未来への姿勢も強調されます。これにより、来場者はヤンマーの歴史と未来のビジョンを一体的に体感できるでしょう。
展示内容の詳細
カスタマイズトラクターの提案
ヤンマー本社ビルの1階では、農業をテーマにしたカスタムトラクターの参考展示も行われます。このトラクターは「YT3シリーズ」を基に作られており、ユーザーが自身の思い通りにパーツや装飾をカスタマイズできるのが特長です。この新たな試みが、農業に対する創造性を喚起し、農業現場に個性を持たせる可能性を探ります。
ヤンマーのデザインビジョン
展覧会では、ヤンマーを代表するプロダクトや、次世代農業機械のコンセプト「YPV-L」及びマリンライフのための「YPV-S」モデルも展示されます。これらのモデルは2035年の未来を見据えた世界を描き出しており、来場者にヤンマーが描く未来の農業や海洋活動に対するビジョンを見せてくれることでしょう。
特別トークショー
オープニングセレモニーの初日、12月18日には、特別ゲストとしてクリエイティブディレクターの佐藤可士和氏が登場します。ヤンマーのデザイン部長である土屋陽太郎氏とのトークセッションでは、「佐藤可士和×ヤンマー デザインが描く“みらいのけしき”」をテーマに、デザインと企業の未来について意見を交わす予定です。これは、デザインが企業戦略にどのように寄与するかを考える貴重な機会となるでしょう。
展覧会概要
- - 名称: YANMAR DESIGN みらいのけしき展 OSAKA
- - 会期: 2025年12月18日(木)~12月25日(木)11:00~20:00
- - 会場: PLAT UMEKITA(大阪市北区大深町5-94)、YANMAR FLYING-Y BUILDING 1階(大阪市北区茶屋町1-32)
- - 主催: ヤンマーホールディングス株式会社
- - 入場料: 無料(事前予約不要)
最後に
この展覧会は、ただの展示ではなく、ヤンマーがいかにデザインを取り入れ、未来を切り開いていくのかを感じさせるイベントです。環境への負荷を軽減し、持続可能な社会を目指すヤンマーの経営理念とデザインの融合を体験する貴重なチャンスです。ぜひ、お見逃しなく!