アグリテック・フードテックビジネスコンテストとは
東京都千代田区に所在する一般社団法人AgVenture Lab(あぐラボ)は、JAグループを構成する8団体によって設立され、現在アグリテックとフードテック分野での新規ビジネスを対象としたコンテストを実施しています。このコンテストでは、応募者に対し総額5,000万円の支援を提供し、社会課題の解決を目的としたスタートアップのアイデアを広く募集します。応募期間は2023年7月28日から8月24日までの約1か月間です。
コンテストの目的と対象
本コンテストは、スタートアップ企業が自社の技術やアイデアを活用し、食農分野における社会課題の解決に取り組むことを目的としています。応募の対象となるのは、法人として設立から約10年を経過した国内スタートアップで、すでに大企業との協業アイデアを持ち、採択後はその大企業と連携できることが求められます。これにより、実効性のあるビジネスプロジェクトが進行することが目指されています。
応募の流れと審査基準
応募されたビジネスプランは、最初に書類審査が行われ、次に面談審査へと進みます。さらに、外部の審査員による最終プレゼンテーションを経て、10月上旬を目途に5件から10件のビジネスプランが採択される見込みです。
採択後の支援
選ばれたビジネスプランには、専門のコンサルタントが付き、実証実験や社会実装に向けた支援を行います。実証実験の段階に至ったプランには、最大で1件あたり100万円の費用支援が行われ、さらに社会実装の段階に進んだプランには500万円の支援が提供されます。
コンテストの公式サイト
応募方法や詳細については、コンテスト公式サイト(
https://safcontest.agventurelab.or.jp/)を参照してください。情報は随時更新されるため、定期的にチェックすることをお勧めします。
グローバルイノベーションに向けて
このコンテストは、東京都が推進する「TIB CATAPULT」という施策の一部として実施され、豊富な実績を持つ団体や事業者とスタートアップが協力し、新たなビジネス創出の機会を提供することを目的としています。特定の分野に焦点を当てた企業集団の支援を通じて、スタートアップとのコラボレーションが促進され、それぞれの領域で独自の協働事例を作り出すことが期待されています。
また、あぐラボが立ち上げた「サステナブル アグリテック&フードテッククラスター(SA&Fクラスター)」もこの事業に含まれており、持続可能な食産業の実現に向けた支援が行われています。この取り組みは、食と農業の問題解決に寄与することを目指しています。
結論
今回の支援プログラムは、食農領域の革新を起こす良い機会であり、スタートアップ企業や大企業にとっても新たなビジネスチャンスを生むものです。興味のある方は、ぜひ参加を検討してみてはいかがでしょうか。