山田ジャパンが贈る新作舞台「大渋滞2024」が開幕に向けて始動！

山田ジャパンの新作舞台「大渋滞2024」開幕！

東京都渋谷区に拠点を置く劇団山田ジャパンが手掛ける新作舞台「大渋滞2024」が、9月19日（木）から赤坂RED/THEATERで上演されます。この作品は、2008年に旗揚げされた山田ジャパンによるコメディの最新作で、2015年に上演された「大渋滞」のリメイク版です。

あらすじ

物語の舞台は高速道路。NEXCO西日本の道路情報板には「渋滞23km」との表示が光り、車が立ち往生しています。事故でも帰省でもないのに、なぜか渋滞に巻き込まれた一行は、互いに隣り合った車でのコミュニケーションを始めます。現代社会では失われがちな他人との触れ合いが、彼らの間で生まれ、やがて「人の温かさ」を感じる仲間意識が芽生えていきます。

しかし、その幸せな時間は長くは続きません。物々しい白バイ隊が現れ、数キロ前で大物政治家が刺殺されたという衝撃の事実が明らかに。渋滞は、この犯人を引き出すために仕組まれたものでした。緊迫した状況の中、互いを庇い合ったり、時には隠し事を持ち出してタレコミをしたりと、彼らの人間模様が描かれていく中で、まさかの犯人が判明します。

見どころ

今回の舞台では、劇団メンバーのいとうあさこと、劇団EXILEから櫻井佑樹が初めて共演します。いとうの感情豊かな演技と、櫻井の新鮮な表現がどのように融合するのか、期待が高まります。また、山田能龍の綿密で魅力的な脚本も見どころ。小劇場という特性を活かした演出や、清水麻璃亜の美しい演技、松田大輔や森一弥のコメディセンスが融合する様子を楽しむことができます。

脚本家で演出家の山田能龍さんは、本作品を企画するにあたって「今までにない明るいコメディを作りたい」と語りました。彼は、長年にわたり感じていた社会的な渋滞を表現した作品にしたいとの思いを込めています。「最後には皆さんもすっきりとした気持ちになれる」との言葉どおり、観客を引き込む作品になることでしょう。