シコメルフードテックがALHD賞を受賞!
2024年7月19日、東京のグランドハイアットで開催された『スタートアップワールドカップ2024』の東京予選において、株式会社シコメルフードテック(以下、シコメル社)がALHD賞を受賞しました。この賞は、特に優れたビジネスプランを持つ企業に与えられるもので、シコメル社はその名に恥じないだけの革新性を持ったアプリを提供しています。
飲食店の仕込み問題を解決する「シコメル」
シコメル社が開発したアプリ『シコメル』は、飲食業界に特化したクラウドベースのセントラルキッチン構築サービスです。このプラットフォームは、飲食店やフードサービス事業者が持つレシピを活用し、効率的に仕込みを外部化することを可能にします。これにより、現場の人手不足の解消やコスト削減が図れるため、急速な業界の変化に対応する手段として非常に注目されています。
加えて、シコメル社は仕込みを外部化した商品を業界全体でシェアリングし、許可をもらった飲食店にはその売上の何%かを還元する仕組みも整えています。この柔軟性により、飲食店は新しいメニューを素早く展開したり、競争力を保つことが可能です。
ALHD賞の受賞背景と意義
約240社が参加した今回のピッチコンテストで、シコメル社は他の参加者たちの中から際立ったビジネスモデルとその実績を示しました。C2C Platform株式会社の薛悠司代表によると、シコメル社は食品工場のネットワークをデジタル化でつなぎ、飲食店の調理工数を大きく削減しています。また、600店舗以上が加盟するバーチャルレストラン事業の展開により、業界の収益基盤も強化されています。
「シコメル」が目指すのは、飲食業界全体の仕込み革命です。今後も食ビジネスを変革するため、新たな取り組みを推進していく覚悟です。
C2C社とシコメル社の連携
シコメル社のスタートアップとしての成長は、C2C Platform株式会社の支援によるものです。彼らはシコメルのビジネスインキュベーション、システム開発、マーケティングなど、トータルでサポートしています。この連携により、シコメル社は飲食店の仕込み問題に対し、より実用的で革新的な解決策を提供し続けています。
シコメルアプリの特徴
具体的には、シコメル社は飲食店から預かったレシピをもとに、提携する食品工場で仕込み済みの商品を製造しています。アプリを通じて手軽に発注できるため、店舗は仕込み意外の業務に集中することが可能です。また、シコメルストアでは、多彩なジャンルの仕込み済み商品を発注でき、ミシュランシェフに監修された商品など、クオリティの高いメニューを提供できるようになっています。
今後の展望
シコメルフードテック社は、これからも「おいしい!」を生み出す新しい仕組みの構築に力を入れ、フード業界全体のアップデートを図っていくでしょう。今回のALHD賞は、その道のりの一つの大きなステップとなります。今後の展開にも大いに期待が寄せられています。
詳しい情報は公式ウェブサイトやSNSでも確認できます。