佐川グローバルロジスティクス、モーダルシフト優良事業者大賞を受賞
佐川グローバルロジスティクス株式会社(SGL)は、この度「令和6年度 第1回モーダルシフト優良事業者大賞表彰」において、「革新的取組み部門賞」を受賞しました。この賞はモーダルシフトを通じた環境負荷の低減と持続可能な輸送手段の実現を目指す取り組みを評価するものです。
モーダルシフトの取り組み内容
SGLは、佐川急便株式会社、ナイキジャパングループ、株式会社アッカ・インターナショナルとの共同プロジェクトにより、千葉県から九州の7県にわたる幹線輸送を貨物鉄道輸送へと転換しました。この取り組みは、物流業界が直面する「2024年問題」に対処しながら、環境負荷を低減するための重要なステップです。
環境負荷低減の実績
このプロジェクトにより、CO₂排出量が年間で24.1トン削減され、削減率はなんと59.0%。さらに、幹線輸送に従事していたドライバーの運転時間を年間5460時間削減することにも成功しました。これにより、従業員の労働環境の改善にも寄与しています。
モーダルシフトの具体的な流れ
プロジェクトの中で、ナイキ倉庫の九州向け貨物は、アッカが運営する千葉県内の拠点に集約され、そこから九州各地の需要に合わせて仕分け、鉄道で輸送されます。この過程で、ナイキ以外の貨物も同時に積載することで、高い積載効率を達成しました。
さらなる展望
SGLはこの受賞を機に、今後も環境負荷低減と物流の効率化を進め、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化していく考えです。効率的な物流システムの構築は、企業の成長のみならず、環境面においても重要な役割を果たすでしょう。
総括
物流の未来に向けた革新的な取り組みを行うSGL。この受賞は、同社の取り組みが業界においても認められた証です。今後の展開が期待されます。付加価値の高いロジスティクスを提供するために、持続的な改善を続けていくことが求められています。