スマート介護プラットフォーム「SCOP」とは
株式会社善光総合研究所(以下、善光総研)は、介護現場の効率化とサービスの質向上を目指したスマート介護プラットフォーム「SCOP」を開発し、この度福祉用具情報システム(TAIS)コードを取得しました。この取得により、「SCOP」は補助金を活用した導入対象製品となることが可能となりましたが、補助金の利用については各自治体の方針に依存するため、注意が必要です。
TAISコードの意義
TAISコードは、厚生労働省の支援を受けた公益財団法人テクノエイド協会が発行する管理番号です。このコードの取得は、福祉用具の研究・開発、評価、標準化、普及を促進するための制度で、当該システムが田舎の介護事業所や自治体でさらに注目されることが期待されています。また、TAISシステムは、日本国内における包括的な福祉用具の情報データベースであり、介護サービス事業者や自治体職員による認知を向上させる役割も果たします。
取得したTAISコードは「02250 – 000001」で、介護業務支援機器に分類されます。これにより、介護施設に導入する際に必要な各種情報を一元管理し、効率的なオペレーションと質の高いサービスを提供できる基盤が整います。
未来の見通し
2025年からはICTや介護ロボット機器の導入に関する補助金制度が見直される予定で、今後の方針では補助対象機器はTAIS登録が必須となる見込みです。これを受け、善光総研は早急に「SCOP」のTAIS登録を完了し、今後の補助制度に基づいた導入支援を強化していく考えです。
補助金を利用することで、介護事業所が「SCOP」を安心して導入できるよう、サポート体制を強化し、自立支援とサービスの向上に貢献してまいります。
SCOPの特長と機能
「SCOP」は、介護現場における情報管理システムとして、多岐にわたる機能を提供しています。具体的には、介護記録の入力や申送り連絡、計画書の作成・管理、さらにLIFEへの提出情報の出力機能などを備えています。これを通じて、介護従事者は業務を効率化しつつ、バリアフリーで質の高いサービスを利用者に提供することが可能となります。
また、SCOPは、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「ロボット介護機器開発・標準化事業」にも採択されており、経済産業省と厚生労働省が策定した重点分野に基づいて介護ロボット機器の開発支援を受けています。
株式会社善光総合研究所について
善光総研は、東京都港区南青山に本社を構え、介護業務支援システム「SCOP」の開発・販売を行っています。また、介護事業所の経営支援やデジタル人材の育成にも取り組んでおり、さらに質の高い介護サービスを推進するための事業展開を進めています。詳細な情報は
公式ホームページでも確認できます。