官民連携を強化するためのサウンディング案件を募集します

官民連携強化のためのサウンディング案件募集

国土交通省が、地方公共団体と民間事業者の官民連携を一層進めるための「サウンディング」と呼ばれる対話の場を設け、その参加案件を全国の地方公共団体から募集しています。この取り組みは、地方のプロジェクト推進において民間のアイデアや意見を反映させ、よりスムーズな事業進行を目指すものです。

サウンディングの概要

「サウンディング」とは、P3（公民連携）やPFI（民間資金等活用事業）が関わる事業について、民間事業者の意向を探索し、意見交換を行うための手法です。これにより、民間の視点を取り入れた事業の計画や実施が可能になります。

第2回目のサウンディングは、2023年11月21日（金）に実施される予定で、形式はWEB会議システム（Zoom）を利用します。

募集対象と期間

今回募集する対象は、公共施設を管理する地方公共団体や独立行政法人等です。募集期間は2023年9月17日（水）から10月6日（月）までとなっており、応募は先着順になるため、早めの手続きをお勧めします。

募集案件の内容

民間事業者を対象に、「事業発案の検討」「事業化の検討」「事業者選定の検討」といったプロセスの中で行っている案件を、20件程度選定する予定です。特に注目されるのは、応募が多い場合に「サウンディング未経験」や「人口20万人未満」の自治体が優先される点です。

応募方法

応募を希望する団体は、国土交通省の所定のウェブサイトから応募する必要があります。基本的には、業務委託先のコンサルタントに案件登録様式を作成し提出する流れになります。公式の応募ページはこちらです。

今後の予定

案件が確定した後は、10月下旬頃からサウンディングに参加する民間事業者の募集も開始される予定です。あらかじめ情報をチェックしておき、スムーズな連携を目指しましょう。

このサウンディングは、地方公共団体が民間と連携する新たな可能性を開くための重要なステップであり、より効率的かつ効果的な公共サービスの向上が期待されます。第1回目の実績については、治水や交通インフラ整備に関連する情報が国土交通省のウェブサイトに掲載されていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。