「よびもり」北海道で本格展開
2023-08-22 15:00:01

北海道で漁業従事者の救命システム『よびもり』が本格展開!~北海道漁業協同組合連合会と販売代理契約締結~

北海道で漁業従事者の救命システム『よびもり』が本格展開!



2019年設立の株式会社よびもりは、漁業従事者の安全を守る画期的な救命システム『よびもり』を提供しています。この度、同社は北海道漁業協同組合連合会と販売代理契約を締結し、北海道でのサービス本格展開を発表しました。

『よびもり』とは?



『よびもり』は、海難事故発生時に、専用のSOS発信端末とアプリを活用して、最寄りの漁船などに迅速に救助要請を行うシステムです。遭難者の位置情報をリアルタイムで追跡し、関係者に共有することで、捜索効率の大幅な向上を実現します。端末は、操作性を重視したシンプルなワンボタン設計となっており、高齢者や緊急時でも簡単に使用可能です。また、バッテリー残量や利用状況なども家族に通知されるため、安心感も提供します。

北海道での展開と期待



今回の北海道漁業協同組合連合会との提携により、『よびもり』は北海道内の約70の漁業協同組合に導入される見込みです。これは、北海道の豊かな水産資源を守る上で非常に重要な取り組みと言えます。

北海道漁業協同組合連合会購買部部長の富樫氏は、「北海道は水産資源供給基地として重要な役割を担っており、生産者の方々が安心して漁業に従事できる環境を作ることは不可欠です。『よびもり』の導入により、迅速な救助体制を構築し、安全な漁業活動を支援していきたい」とコメントしています。

よびもりの開発背景



『よびもり』の開発背景には、同社代表である千葉佳祐氏の祖父が羅臼沖の海難事故で消息不明となったという辛い経験があります。この経験から、海難事故による悲劇を減らすべく、同システムの開発に情熱を注いできたといいます。2023年1月には羅臼沖で実証実験を実施し、50名以上の漁業関係者らが参加しました。同年4月には羅臼町などとも協定を締結し、北海道における船舶事故発生時の救助ネットワークの確立を進めてきました。

今後の展望



株式会社よびもりは、今後も『よびもり』の提供を通じて、全国の市町村や漁協組合、観光船などの団体との連携を強化し、海難事故における迅速な救助体制の構築を目指します。

『よびもり』は、単なる救命システムではなく、漁業従事者とその家族、ひいては地域社会全体の安心と安全を守るための重要なインフラとして、その役割を担っています。今後も、日本の沿岸漁業の安全に貢献していくことが期待されます。

会社概要



会社名: 株式会社よびもり
設立: 2019年8月
代表者: 代表取締役 千葉佳祐
事業内容: 漁師の助け合い救助サービス『よびもり』の運営
URL: https://yobimori.com/

会社情報

会社名
株式会社よびもり
住所
福岡県福岡市中央区舞鶴1丁目9番地3号 朝日プラザ天神 1204
電話番号

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