最近、東京都中央区に本社を置く株式会社TANZAMが、JETRO(日本貿易振興機構)が主催する「J-StarX Silicon Valley Extended Program」に選ばれました。このプログラムは日本発のEdTech企業が海外展開を図るための重要なステップとなります。TANZAMは2024年10月28日から11月22日にかけてシリコンバレーでの滞在プログラムに参加し、現地のビジネスエコシステムを活用して自社の成長を加速させることを目指しています。
J-StarX Silicon Valley Extended Programは、東京とアメリカで行われる3つのフェーズに分かれた8週間の研修プログラムです。プログラムの初めの2週間は、国内での集中ブートキャンプを経て、グローバル市場におけるビジネス展開に必要な基礎知識を習得します。この段階では、自社のピッチを効果的に行うための準備が進められます。
次の2週間は、オンラインでの個別メンタリングが行われます。各スタートアップの特性に応じて、セールス戦略やマーケティング、製品開発に関する徹底的なトレーニングが提供され、実践的なスキルを身に付けます。最後の4週間はシリコンバレーにて、ワークショップや模擬面談セッションを通じて、国際的な市場への進出戦略を検証する機会が設けられます。在地の投資家や業界の専門家とのネットワーキングも期待できます。
TANZAMの代表、柴﨑亮氏は「国内プログラムでは、非常に濃密な内容の中でピッチ力やマーケティング戦略を学び、志を同じくする起業家たちとネットワーキングを行うことができました。シリコンバレーでの次のステップに向けての準備が整った」と熱く語っています。
また、JETROは国内外に70カ所以上の事務所を持ち、年間700社以上の日系スタートアップの海外進出をサポートしています。テクノロジー企業への投資を行う500 Globalもプログラムに協力し、多くの成功事例を生んできました。
TANZAMは、楽しく効率的に単語を学ぶために、画像や文脈を使った独自のアプローチを採用したアプリケーションです。今後は日本の英語学習者をライトに、世界中の語学学習者へとそのサービスを拡大することを目指しています。現在、TANZAMアプリはiOS向けに提供されており、Android版も開発が進められています。
TANZAMの挑戦は、世界中の学習者にとって有意義な学びの機会を提供するものとなるでしょう。今回のシリコンバレーでのプログラム参加を通じて、多くの新しい可能性が開かれることが期待されます。しっかりとした基盤の上に、さらなる成長と革新を遂げるTANZAMの動向に注目です。