ファンオブライフとLINE WORKSの新たな挑戦
株式会社ファンオブライフは、特定の専門領域に特化した転職エージェントとして、弁護士・法務・管理部門及び教育業界に向けたサポートを行っています。この中で、転職活動のスピード感を重視し、コミュニケーションの迅速化に向けて「LINE WORKS」というビジネスチャットツールを導入する決断を致しました。
LINE WORKS導入の背景
これまで、ファンオブライフのキャリアアドバイザーと求職者の通信は主に電話やメールに頼られていました。しかし、電話はつながらないことや、メールのやり取りは時間がかかることから、転職活動において迅速な対応が困難でした。このため、求職者とのコミュニケーションをスムーズにするために、LINE WORKSの導入が決まったのです。
LINE WORKSは、実際に多くの人が利用しているLINEと連携できるため、求職者との接続が容易でありながら、セキュアな環境を提供します。
導入の効果
コミュニケーションの迅速化
LINE WORKS導入後、求職者とのタイムリーなコミュニケーションが実現しました。求人紹介から内定取得までのリードタイムが大幅に短縮され、従来の電話やメールのプロセスに代わって、「LINE」経由のトーク機能が効果的に活用されています。トークの既読機能により、キャリアアドバイザーは求職者が情報を確認したかどうかを把握でき、迅速なアクションが可能になりました。
例えば、最新の求人情報を求職者に即座に伝え、すぐに応募を促すという流れを実現しています。一般的に内定が出るまでに1ヶ月以上かかることが多い中、ファンオブライフでは1週間程度で内定に至るケースが増えてきました。
サポートの質の向上
また、コミュニケーションの密度が上がることで、サービスの質も向上しました。面接対策や関連情報をLINE WORKS上で手軽に共有できるため、キャリアアドバイザーは求職者に対してよりきめ細かいサポートが可能になっています。これにより、転職活動全体のプロセスがスムーズになり、情報過多の問題も軽減されています。
CRMとの連携によるデータ活用
ファンオブライフでは、CRMツールであるSalesforceを活用し、求職者と求人のマッチングを効率化しています。LINE WORKSとの連携によって、特定の求人情報が公開されると、条件に合う求職者を自動で抽出し、その情報を瞬時に伝達する仕組みの構築を進めています。この連携によって、求職者への紹介が迅速化し、より多くのマッチング機会を創出しています。
管理と改善
キャリアアドバイザーとのやりとりを監査ログでチェックできる一方、権限を持たない管理層はその内容を把握することができませんでした。しかし、Salesforceとの連携により、トークの内容が可視化され、ノウハウを組織全体に共有することが可能になりました。これにより、全体のパフォーマンス向上も期待されます。
今後の展望
将来的には、Salesforceの情報更新をトリガーにして、求職者に関連情報を自動で送信する機能を実装する計画があります。また、転職が決まって入社日をSalesforceに登録することで、自動的にお祝いのメッセージを送信する仕組みも考えられています。これにより、ファンオブライフのサービスを再利用してもらうための土台を強化し、顧客生涯価値を高める狙いがあります。
結論
ファンオブライフの取組みは、中小企業でも導入可能なセールステックソリューションとして、ビジネスの効率化を図る重要なモデルケースとなっています。この成功事例は今後、多くの企業に影響を与えることでしょう。フェーズを経て、さらなる発展と生産性の向上が期待される中、ファンオブライフの動向から目が離せません。
LINE WORKS DAY 2025への登壇
ファンオブライフの代表取締役である糸岡 樹慧氏は、2025年6月10日開催の「LINE WORKS DAY 2025」に登壇し、セールステックの秘訣を共有する予定です。多くの企業がこのノウハウを学び、営業の効率を向上させる良い機会になることでしょう。詳細はLINE WORKSの公式ウェブサイトをご覧ください。
【参照リンク】
LINE WORKS株式会社について
LINE WORKS DAY 2025